1話 魔法少女
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「あなた達伏せて!」
女性の声がして地面に伏せると銃弾の雨が降り化け物が消滅する。
化け物がいなくなると景色が元に戻る。
「大丈夫かしら?」
金髪の女性が現れた。
「は、はい」
「だ、大丈夫です」
「あ、あの…あなたは…」
「自己紹介をしたいけど」
手からマスケット銃を召喚させて何もない方向に向けた。
「魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐ追いかけなさい。今回は譲ってあげる」
奥からほむらが出てきた。
「私が用があるのは…」
「飲み込み悪いわね?見逃してあげるって言ってるの。お互い余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」
ほむらは何も言わずその場から去った。
「その子いいかしら?」
「えっ…は、はい」
まどかは白い生き物を渡すと床に置いて手をあてる。
淡い光が現れて傷が治っていく。
「ありがとうマミ、助かったよ」
「お礼はこの子たちに言って。私はただ通りかかっただけだから」
マミと呼ばれた女性はそう言い、白い生き物はまどかとさやかを見る。
「ありがとう、鹿目まどか。美樹さやか」
「しゃべった!」
「な、なんで私達の名前を…」
「えっと…」
エミルは何がどうなっているかわからない。
白い生き物が突然しゃべり出しまどかとさやかの名前を知っていて、なぜエミルの名前は知らなかったのはわからないが
マミはエミルを見る。
「ねぇあなた」
「は、はい!」
「もしかしてキュゥべぇが見れるの?」
「えっ?う、うん」
なぜ見えるのかと言い出した。
普通じゃないのか?
いや、しゃべる生き物がいる時点で普通じゃないが
「僕が見えるのかい?」
キュウべぇと言われた生き物はエミルを見る。
「見えるけど…」
「珍しいね。まさか僕が見える人がいるとは」
「あなたの名前は?」
「エミルです…」
「エミル君ね。失礼なことを聞くけど男の子よね?」
「僕は男です!」
エミルは大声で言う。
一年生のとき文化祭でメイド服を着せられたが違和感がなかった。
エミルにとってはトラウマ的な出来事だ。
「ごめんなさい…キュゥべぇは女の子しか見えないからもしかしてエミル君は女の子なのかなと思って…」
「僕…そんな男らしくありませんか…?」
涙目でマミを見る。
「そ、そんなことないわ!」
そんなことを尻目にキュゥべえはまどかとさやかを見る。
「まどか、さやか。二人にお願いがあるんだ」
「えっ?」
「お願いって?」
「僕と契約して魔法少女になってよ!」
キュゥべえは二人に魔法少女になってほしいと頼んだ。
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