第108話
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は思わなかった。こんな事ならリウイの申し出通り、通信機を受け取っていればよかったな。そうすればもっと早くエルファティシアと再会できたのだからな。」
そしてリウイに話しかけられたヴァイスは頷いた後ギュランドロスに視線を向けた後、苦笑し
「ほう……?ってことはお前がヴァイスの話にあった人間と異種族たちが共存できる国を建国した半魔人の王―――リウイ・マーシルンか…………」
ヴァイスの言葉を聞いたギュランドロスは興味ありげな様子でリウイを見つめ
「ククク………ガッハハハハハッ!なるほど、ヴァイスの話し通り、この俺とヴァイスと同格……いや、それ以上の”天賦の才”を持つ男じゃねえか!いつかこっちから会いに行こうと思っていた所だったんだぜ!ここで会えるとは好都合だ!」
「ギュランドロス様〜……そんな無茶苦茶な事を考えていたんですか……」
やがて豪快に笑いながらリウイを見つめ、エルミナは疲れた表情で溜息を吐いた。
「………おい。なんだ、この男は。」
ギュランドロスの様子を見たリウイは戸惑いの表情を見せた後、気を取り直してヴァイスに尋ねた。
「あ〜……話せば長くなるんだが、こいつはギュランドロス・ヴァスガンと言ってな―――」
尋ねられたヴァイスが苦笑した後ギュランドロスの事を説明しかけようとした。するとその時
「ククク……おい、ルイーネ、決めたぞ!」
不敵な笑みを浮かべたギュランドロスはルイーネに話しかけ
「えーと……今までにないくらいの悪い癖が出そうな予感ですね〜?」
話しかけられたルイーネは微笑みながらギュランドロスを見つめた。
「俺達”六銃士”はこのクロスベルをいずれ支配して、リウイ達と共にゼムリア大陸の時代を動かす!!」
するとその時、ギュランドロスは信じられない事を叫んだ!
「へっ!?」
「ええっ!?」
「ハアッ!?」
「意味不明です……」
ギュランドロスの叫びを聞いたロイド、エリィ、ランディは驚き、ティオはジト目でギュランドロスを見つめ
「……なぜ、そこで俺達が入る。」
リウイは呆れた表情でギュランドロスを見つめて言った。
「ギュランドロス様!正気ですか!?このクロスベルという土地はメンフィル、エレボニア、カルバードの3大国に挟まれた土地ですよ!?そんな土地を支配して、どうするというのです!」
その時、エルミナが真剣な表情でギュランドロスを見つめて言った。
「ククク……聞けば、このクロスベルという土地はエレボニア、カルバードからさまざまな干渉を受けているんだろう?それをこの俺達が支配したクロスベルがリウイのメンフィルと共に両国を支配していけば、あっという間にクロスベルは大国になるって訳よ!そしてそこから俺達はゼ
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