第108話
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〜夜・IBC〜
「!ミレイユ………!ロイド、セティちゃん達が創った薬をくれ!あの変態野郎にこれ以上、ミレイユの身体を好きにさせたくねえ!」
地面に倒れ込んだミレイユを見たランディはロイドに頼み
「わかった!」
頼まれたロイドはランディにセティ達が創った魔人化すら浄化するエルフの神、ルリエンの力が施された液状の薬――――”ルリエンの聖薬”を渡し、ランディは片手で薬を持ちながら走って地面に倒れ込んでいるミレイユに近づき
「変態野郎!その目でじっくり見るんだな!お前が創った薬の効果がなくなる瞬間を!」
「なにを……!?ぐっ!?」
ミレイユを睨んで、目を見開いているミレイユの口に無理矢理薬を流し込んだ!すると
「!!ば、馬鹿な………グ、”グノーシス”のこ………………」
ミレイユは信じられない表情で何かを呟きかけた後目を閉じた。すると
「うっ……………」
ミレイユはうめき声を上げながら目を覚ました。
「おい、ミレイユ!俺がわかるか!?」
「ランディ…………迷惑をかけたわね…………ッ………!」
そしてランディに呼びかけられたミレイユはランディを見つめた後、身体中に伝わる痛みに表情を歪めた。
「大丈夫ですか?今、治療しますね。………癒しの息吹!!」
その時ティアがミレイユに近づいて治療魔術をミレイユにかけていた。
「あ………!」
「”グノーシス”の効果が解毒されたんだわ……!」
「セティさん達の薬のお蔭ですね……………!」
その様子を見ていたロイド、エリィ、ティオは明るい表情をし
「フフ、これもエルファティシアさんのお蔭ですね……」
「ええ、私達の力だけでは決して創れませんでした……」
セティとエリナは微笑みながらエルファティシアを見つめ
「ま、私が知っているのは薬と”魔導功殻”の技術関連ぐらいだからね。役に立ててよかったわ。」
「”魔導功殻”?初めて聞く言葉だな………後でどんな技術か、聞いてみたいな………」
見つめられたエルファティシアは微笑み、エルファティシアの言葉を聞いたウィルは興味深そうな表情でエルファティシアを見つめ
「フッ……ウィルなら本来の作り方とは違ったやり方で”魔導功殻”を創れるかもな……」
ウィルの言葉を聞いたヴァイスは静かな笑みを浮かべた。そしてリウイやイリーナ達、ミレイユがランディと共にロイド達に近づいた。
「エリィ、無事でよかったわ……」
ロイド達に近づいたイリーナはエリィを見つめて微笑み
「お姉様………!助けに来て下さって、本当にありがとうございます………!あの、おじいさまは………?」
微笑まれたエリィは会釈をし
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