第107話
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どうするつもりだ!?」
ヨアヒムの言葉を聞いたエリィとティオは戸惑い、ロイドはヨアヒムを睨み
(なるほど……キーアは”教団”にとって巫女のような存在のようね…………問題はどんな力を秘めているかね………)
上空で会話を聞いていたルファディエルは目を細めて考え込んでいた。
「勘違いしないでもらおう。キーア様は元々、我等が御子。その身を君達が預かったのはただの偶然に過ぎない。あの方にはただ、あるべき場所に還っていただくというだけさ。」
「ふざけるな………!あんたらの狂信に……あの子を巻き込ませるものか!」
「さっきから聞いていれば……妄想めいたことばかり……!」
「てめぇみたいな変態野郎の元にキー坊を戻せるわけねぇだろうが………!」
「おととい……来やがれ………です……!」
そしてヨアヒムの言葉を聞いたロイド、エリィ、ランディ、ティオはそれぞれ怒りの表情でヨアヒムを睨んだ。
「やれやれ……交渉は決裂か。ならば君達の屍を越えてキーア様をお迎えさせてもらおう。」
ロイド達の返事を聞いたヨアヒムは溜息を吐いた後、片手を上げた。すると装甲車はロイド達に砲口を向けた!
「クク、君達の女神への祈りはすませたかな………?それでは死にたまえ――――」
醜悪な笑みを浮かべたヨアヒムが言ったその時!
「やれやれ……どうやら俺達が最後のようだな……」
聞き覚えのある男性の声が聞こえてきた!
「あ………!」
「この声は………!」
声を聞いたティオとエリィは明るい表情をした。するとその時、エヴリーヌが装甲車とヨアヒムの上空に現れ
「どっかーん!審判の轟雷!!」
魔術ですざましい雷を落とした!すると
「グアアアアアアアアッ!?」
轟雷を受けたヨアヒムは悲鳴を上げて警備隊員達と共に地面に膝をつき、さらに装甲車は煙を上げて、動かなくなった。そこに跳躍したリウイが装甲車の上空に現れ
「セイッ!!」
上空から落下しながらエドラムを振るった!すると装甲車は縦に真っ二つに斬られ、斬られた部分から警備隊員達が現れた!
「――――セリカ!」
「ああ!」
装甲車を破壊したリウイに呼ばれたセリカは頷いた後剣を構え
「枢孔!身妖舞!!」
目にも止まらぬ速さで残りの一台の装甲車の背後を一瞬で駆け抜けた。すると装甲車はバラバラに破壊されてそこから警備隊員達が座った状態で現れた!
「な、な、な……!」
それを見たヨアヒムは信じられない表情をし
「……………………」
「そ、装甲車を剣で破壊しやがった……!」
「し、信じられない…………!」
「………まあ、あの2人ならできてもおかしくないかと。」
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