第107話
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いるだけさ。」
するとミレイユは普段の口調とはとても思えない口調でランディに言った。
「その口調……!?」
「ま、まさか……」
「ヨアヒム先生………!?」
ミレイユの口調を聞いたエリィは厳しい表情をし、ティオは驚き、ロイドはミレイユを睨んで言った。
「フフ、正解だ。僕からの招待状は目を通してくれたようだね。アーネスト君も一応、役に立ってくれたというわけだ。」
「てめぇ……」
口元に笑みを浮かべて語るミレイユ――――ミレイユの身体を操って話すヨアヒムをランディは殺気を纏って睨み
「一体、何のつもりですか…………こんな事をしでかして………クロスベル全土を混乱に陥れて………!」
「あなたは………”D∴G教団”は一体何をするつもりなんだ……!?」
エリィとロイドは怒りの表情で叫んだ。
「ハハ、それが知りたいのであれば僕らの仲間になってもらうしかないな。”グノーシス”を服用してもらえればその境地へと導かせてもらうよ?」
2人の言葉を聞いたヨアヒムは不気味な笑みを浮かべてロイド達に言った。
「ふ、ふざけないでください………!………あなたが………あなたがあんな酷いことを………!」
その時、ティオは叫び、辛そうな表情で言った。
「フフ、別に各ロッジの儀式は僕がやった事ではないけれどね。無論”グノーシス”のプロトタイプの実験データは回収させてもらったよ。そのデータを元に、この古の聖地で僕は”グノーシス”を完成させた………そう、全ては運命だったのさ!」
「あ、あんた……」
「何を口走ってやがる………」
高々と叫んだヨアヒムをロイドとランディは睨み
「……お前のような外道がその言葉を口走るな………!サティアが大切にしていた言葉が穢れる………!」
「あーん?それのどこが”運命”だぁ?テメェがやったのは、拾った物を元に改造して創っただけのただの猿真似じゃねえか。」
セリカは怒りの表情でヨアヒムを睨み、ギュランドロスは指で鼻をほじりながら、つまらなさそうな表情でヨアヒムを見つめて言った。
「クク…………”至らぬ”身である君達に理解してもらうつもりはない。我々の要求はただ一つ。あの方を―――キーア様を返してもらうというだけだ。」
一方ヨアヒムはロイド達を見つめて嘲笑した後、ロイド達に驚きの要求をした。
「キーア?一体誰の事だ………?」
「………もしかしてお主たちが先程抱えていた少女達の内のどちらか片方の事を言っているのか…………?」
ヨアヒムの要求を聞いたウィルは首を傾げ、ある事を思い出したレシェンテはロイド達を見つめた。
「あ、あの方………!?」
「………キーア様って………」
「あんた………あの子を
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