第103話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
補給を終えたロイドが1階で買った飲み物を飲み終わるとロイドのエニグマが鳴りはじめたのでロイドは通信を始めた。
〜夜・IBC〜
「はい、特務支援課、ロイド・バニングスです!」
「ああ、私だ。ディーター・クロイスだ。すまない、警察本部からの連絡あたりと勘違いさせたかな?」
「い、いえ………もしかして、どこかと連絡が取れたのでしょうか?」
「いや、残念ながらまだだ。実は、ゲート前の警備員から気になる報告があってね。休憩中に悪いが、私の部屋まで来てくれないだろうか?」
「わかりました。すぐに伺います。」
そしてロイドは通信を終え
(警備員からの報告……嫌な感じがするな。一応、装備だけでもちゃんと確認しておこう。)
真剣な表情で考え込んだ後、装備を確認し、ディーターがいる部屋に向かって入った。
「―――失礼します。」
「ロイド……!」
「おお、来てくれたか。」
「一体、何があったんですか?」
「ああ、警備隊の隊員が2人程ゲート前に来たらしい。」
「それで……!?」
ディーターの話を聞いたロイドは表情を厳しくして尋ねた。
「今の所、攻撃する事もなく留まっているだけみたいですわね。まあ特殊合金製のゲートですから突破も難しいでしょうけど。」
「そうですか…………俺達がここにいるとバレた可能性は高そうだな。」
「……ええ………」
マリアベルの話を聞いたロイドは推測し、エリィは頷いた。
「……失礼します。」
するとその時、ティオとランディが部屋に入って来た。
「ティオ、ランディ。」
「何でも警備隊員がゲート前に来たらしいな?」
「ああ、今の所、何もしていないみたいだけど………」
ランディの確認にロイドが答えたその時、ディーターの傍にある通信機がなり、ディーターは通信を始めた。
「―――私だ。………なに……ふむ………ふむ……………………なんだと?」
(………どうしたんだ………?)
(嫌な予感がするわね……)
どこかと通信をして眉を顰めているディーターを見つめていたロイドは厳しい表情をし、エリィは考え込んでいた。そしてディーターは通信を切ってロイド達に言った。
「………ゲート前の警備隊員が妙なことをし始めたらしい。円筒状の装置のようなものを設置しているとの事だが……」
「まさか……」
「指向性の導力爆弾か!?」
ディーターの話を聞いたティオは表情を厳しくし、ランディは叫んだ。
「な、なんだそれは!?」
「軍隊で使われている破壊工作用の導力爆弾だ!」
「特殊合金製のゲートでもさすがに保たかないかと………」
「そんな……」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ