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守るべきもの
守るべきもの-8

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〜旅行当日 空港〜




真姫「あ、にこちゃん」

にこ「ごめんごめん、待った?」

真姫「2時間ほど」

にこ「早く来すぎじゃない!?」

真姫「冗談よ、行きましょ」

にこ「あんたが言うと冗談に聴こえないのよ……」






合流した二人は待ち合いロビーに向かった








にこ「飛行機の時間までまだあるの?」

真姫「えぇ、大分余裕があるわ」

にこ「そう、行くの何処だっけ」

真姫「えっと……」

?「西木野真姫様と矢沢にこ様ですね?」




真姫とにこが話していると空港のスタッフと思われる人が話し掛けてきた





にこ「そうですけど……」

真姫「何ですか?」





二人は警戒している





スタッフ「この度は…………」





スタッフの話によると、真姫たちが当てた福引きは他の所でもやっていたらしく、しかし当選したのは真姫だけだったという話だった



真姫「そうなんですか?」

にこ「ツいてるというか…なんというか……」

スタッフ「アハハ…それでですね?当選したのがお二方と言うことで急遽プライベートジェットで行く旅ということになりまして…」

にこ「プライベートジェット!?」

真姫「恐らく厳密には数人乗りの飛行機の貸切状態って ことでしょ?」

スタッフ「そういうことになります」

真姫「そしたら時間も変わるんじゃ無いんですか?」

スタッフ「そうなんですよ、それをお伝えしに来たんです!!」

にこ「いつ出発なんですか?」

スタッフ「10時40分になります」




現在時刻…10:36




にこ「これは…」

真姫「もしかして…もしかしなくとも……」

スタッフ「大変ですー!!」

真姫・にこ(あれ?何処かで……)

スタッフ「ご案内します!!付いてきてください!!」




スタッフは駆け出し、真姫とにこは後に続いた





真姫「あ、ちょっと!!」カラン

にこ「あら?」




走り出したとき、真姫の懐から何かが落ちそれをにこは拾い上げた




にこ「何かしらこれ?……ってそれどころじゃなかった!!」



にこは拾い上げた、"細長いゴツゴツとした鉱石のようなもの"を鞄にしまいスタッフと真姫の後を追った
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