第71話
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の話を聞いたレンは血相を変え、ティオは表情を厳しくし、ランディは叫んだ。
「な、なんだそれは!?」
「軍隊で使われている破壊工作用の導力爆弾だ!」
「特殊合金製のゲートでもさすがに保たかないかと………」
「そんな……」
「ゲートを破壊されて建物内に警備隊員がなだれ込んで来たら最悪の事態ね。」
「くっ、そんなものが………」
「……操られているくせに知恵が回りますのね。」
ランディとティオの説明を聞いたエリィは驚き、レンは真剣な表情で呟き、ディーター総裁は唸り、マリアベルは厳しい表情で呟いた。
「……―――仕方ない。ランディ、打って出よう。」
するとその時考え込んでいたロイドはランディに視線を向けて提案し
「ああ………それしか無さそうだな。」
ロイドの提案にランディは頷いた。
「ロイド君……!?」
「あなたたち………無駄死にをするつもり!?」
2人の会話を聞いたディーター総裁は驚き、マリアベルは厳しい表情で尋ねた。
「いや、その導力爆弾の設置を妨害するだけです。」
「ま、そのまま小競り合いになっちまう気はしますけど。」
「勿論、私達も行くわよ。」
「うふふ、当然レンも行くわよ。」
「メンバーとして当然です。」
「私も出るわ。セルゲイ警部からも貴方達の事を頼まれているしね。」
「ああ………サポートは頼んだ!」
「エリィ、レンさん、ティオさん、アーシアさん………」
エリィ達の言葉を聞いたマリアベルは真剣な表情で女性陣を見つめ
「ふふっ………これが私の仕事だから。」
「……心配ご無用です。」
「まあ、レンとアーシアお姉さんが関わった”リベールの異変”での修羅場と比べれば、天と地の差よ♪」
「それ以前に比較対象が間違っているでしょう……」
自分達の心配は必要ない事を伝える為にエリィは微笑み、ティオは静かな表情で答え、小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンにルフィナは呆れた表情で指摘した。
「無論、俺達も無駄死にするつもりはありません。警察本部か副司令の部隊か……応援が来るまでの辛抱ですから。」
「ゲート前なら地形の利もある。ま、俺達に任せて下さいよ。」
「………わかった。女神の加護を―――くれぐれも気を付けたまえ!」
そしてロイド達は総裁室を出て、エレベーターに向かおうとしたが、その時マリアベルの私室からキーアが出てきた。
「あれー?………ロイド達、どこ行くのー?」
「キーア……」
「はは……ちょいとお仕事でな。」
「ふぅん。キーアも付いてっていい?」
ランディの話を聞いたキーアは無邪気な笑顔を見せて尋ねたが
「そ
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