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夏の詩
第二章

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2.空と海
 砂浜に出た  目の前に広がっているのは何処までも続く海
 
 その上には空がある  上も下も青い

 その何処までも続く無限の青を見ながら  僕は一人そこにいた

 けれどそこにいるだけでは我慢できなくなって  それで一歩前に出た

 それは無意識のうちだったけれどそれでも  一歩は次の一歩になった

 何処までも青い空を海の果てを見たくなった  それは何処にあるのか」
 
 砂浜から海に入る  服を着たまま海に入る

 濡れるのは構わなかった  海の青の中に入ったのだから

 それでそのまま泳いで  海と空の青の果てを目指した

 けれど果てはなかった  海は何処までも続いている

 空も同じだった  青い空は何処までも青い空だった

 青いその中を泳いで  泳いで先を目指しても
 
 果ては何処にもなくて  何処までも青くて

 僕はその何処までも続く青の中で一つのものを見た  それは

 永遠だった  二つの青は何処までも僕の前にあった
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