第16話 話し合いは続き
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
っておる。艦娘達の話を聞いて、ソレを思い出したんじゃ」
先に出会った海軍達について、造船技術や彼等から手に入れたマスケット銃等を見ていたら、機械によって人間を作ろうとするような技術を、海軍が開発しているという話には違和感を覚える。けれど、どうやら海軍に対する技術的に遅れているという印象は間違いなのかもしれない。
***
結局、話し合いが終わってクローバーさんと別れる頃、図書館を出た時には外が暗くなっていた。
俺は、今回のクローバーさんとの話し合いで得た情報を整理するため。クローバーさんは、今回の俺達がもたらした情報を裏付けできるような資料が無いか確認するために、一旦別れることになった。
そして、次にもう一度話し合いを行う約束も取り付けておいたし、次回の話し合いの後に人食い島にクローバーさんを招待する事も申し合わせていた。
「提督、あんなに情報を出しちゃって良かったのか?」
「知りたい事を教えてもらうために、こちらも誠意を持って対応しないと駄目だと判断したから、出来る限りはな。天龍達に相談なく事を進めたのは、悪かった」
「提督がそう判断したんなら、大丈夫さ!」
「ありがとう」
こうして、クローバー博士との初めての会合は終わった。予想していたよりも得られる答えは少なくて落胆もしたけれど、少しの重要な情報を手に入れた事と、クローバー博士と好意的な関係を結べた事は大成功だったと言える。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ