外伝〜エリィの告白〜
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以上にドキドキしている。」
「………ロイド…………」
ロイドの言葉を聞いたエリィは頬を赤らめて嬉しそうな表情をし
「―――好きだよ、エリィ。仲間として………家族としてだけじゃなく。一人の女の子として、君が。」
「嬉しい………!…………ん………!」
ロイドの告白を聞くと、自分の唇をロイドの唇に重ねた。
(エリィ………)
エリィと口付けをしているロイドは静かな笑みを浮かべ
(いけ!そこで押し倒せ!!そうしたらはれて童貞を卒業にしてハーレムへの一歩目だ!!)
(フフ……ロイドと付き合う上で色々と苦労するだろうけど………私は応援しているわよ、エリィ。)
(ななななっ………!?エリィ!そういう事は私がいない時にしろ!!)
その様子を見ていたギレゼルは焚き付け、ルファディエルは微笑み、メヒーシャは顔を真っ赤に染めて慌てていた。するとその時、アナウンスが入った。
―――ビル内に残っている皆様にお知らせいたします。非常時につき、これより一部フロアの照明を落とさせていただきます。また、保安上の理由からエントランス以外の非常口は全て閉鎖させていただきます。どうかご理解の元、火元などにはくれぐれもお気をつけくださるようお願い申し上げます。
アナウンスが流れている間2人はずっと口付けをし続け、アナウンスが終わると2人は離れ
「はは……」
「ふふっ………」
2人は互いの顔を見つめて頬を赤らめて微笑んだ。
「えっと……エリィ。順序が逆になったけど……その……これからは恋人同士としてよろしくお願いします。」
「はい、喜んで………!……フフ……ロイドと恋人同士になれたのは嬉しいけど、きっと私はこれから色々と苦労するんだろうなぁ……」
ロイドの言葉に嬉しそうな表情で頷いたエリィは微笑んだ後、苦笑した。
「ハハ……苦労するのは俺の方だと思うんだけど…………何せエリィのお姉さんはあの”聖皇妃”で義理のお兄さんは”英雄王”なんだから、認めてもらうのに凄く苦労する事は目に見えているし……」
「あら。お姉様は元々見習い侍女の身で皇家に嫁いだ方だし、リウイお義兄様も身分で判断するような器量が狭い方ではないし、他のメンフィル皇家の方々もそうよ。……私が苦労するって言ってるのはロイドの女性関係よ。」
「へ……………」
ジト目のエリィの言葉を聞いたロイドは呆け
「………私の知っている限りでも貴方に好意を抱いている女性は結構いるんだから。………みんなが貴方を好きになる気持ちはわかるから、他の人達と付き合っても怒らないけど、私を蔑ろにしたら許さないからね。………私が貴女の一番の恋人なんだから。」
「いやいやいや!エリィがいるのに、他の女性と付き合
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