外伝〜芽生えるほのかな想い〜
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のではないかと。」
ティオは満足げな笑みを浮かべて説明した。
「そうか……うん、確かにそうだな。よし―――約束だ。この事件が無事解決できたら一緒にテーマパークに遊びに行こう。あっと、他のみんなも一緒の方がいいかな?」
(あ、ロイド。それ禁句。)
(やってしまったわね………)
(何故そこで”察する”事ができん………)
説明を聞いたロイドは頷いた後ある事を思い出して口にし、それを聞いていたギレゼルは呟き、ルファディエルは溜息を吐き、ラグタスは呆れ
「ジロッ……」
ティオは振り向いてロイドをジト目で睨んだ。
「だ、だよな。ティオとの約束なんだし。うーん、できたらキーアも連れて行ってあげたかったけど………」
「でしたら内容は修正です。まずは支援課のみんなで………その後、ロイドさんとわたしで。それでノープロブレムでは?」
「あ、ああ………それなら確かに問題ないか。」
「ふふっ……楽しみにしていますね。………………………」
ロイドの答えを聞いたティオは微笑んだ後ロイドを黙って見つめ
「ティオ?」
見つめられたロイドが不思議そうな表情したその時、ティオはロイドに近づいて背伸びをし
「ん…………」
なんとロイドの頬に口付けをした!
「!!!???」
口付けをされたロイドは混乱し
(なっ!?)
(おおおおおおおおおおっ!?ここでいきなり急展開か!)
(あらあら………エリィといい、ロイドに好意を持つ女性は積極的ね。)
ラグタスは驚き、ギレゼルは興奮し、ルファディエルは微笑んでいた。
「ティ、ティオ………い、い、今のは一体………!」
そしてロイドは混乱した様子でティオを見つめ
「ふふっ……遅くなりましたけどわたしがずっと悩んでいた翼を”綺麗”だって言ってくれたお礼です。…………それにこうでもしないと、ロイドさんは気付いてくれそうにないですしね。」
見つめられたティオは頬を赤らめて微笑んだ後、恥ずかしそうな表情でロイドから視線を外した。
「き、気付くって一体何を……」
「ロイドさんお得意の推理で答えを出して下さい。………ああ、それとロイドさん。」
「な、何だティオ?」
「わたしは既にリウイ陛下やウィルさん達という例を見ていますし、七耀教会では認められていませんが、アーライナ教会やイーリュン教会では認められているそうですから、”そういう事”になっても、ちゃんとわたしを含めた皆さんを大事にしてくれれば、わたしは構いませんので。」
「へ……………」
ティオの言葉を聞いたロイドは呆け
(まさかのハーレム公認!くかかかかっ!面白くなってきたじゃねえか!)
(………ハア……頭が痛くなって
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