1部分:第一章
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その暖かい巣の中で美味しいものを食べながらです。キリギリスのことを思い出すのでした。
「今あの人どうしてるかな」
「あんなこと言ってたけれどね」
「冬の蓄えはしてるっていうけれど」
「どうなのかなあ」
「困ってなかったらいいけれど」
彼等はキリギリスのことを心配していました。ここで、です。
巣の扉を叩く音がしてきました。その音に気付いてです。アリ達は巣の扉を開けました。
するとそこにはキリギリスがいました。キリギリスは光っていてとても奇麗なものや甘いものをたっぷりと前に出してです。そのうえでアリ達に言うのでした。
「これあげるから。冬の間泊めてくれるかな」
「えっ、こんなに凄いのを一杯何処で」
「何処で手に入れられたんですか?」
「人間のお菓子やお砂糖まであるじゃないですか」
「そういったのを何処で」
「だから。蓄えだよ」
それだとです。キリギリスはにこりと笑ってアリ達に答えます。
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