5部分:第五章
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あの頃の子供達、彼等の父親達と比べてだ。孫達は大きかった。それで今なら話をしてもいいと思ってだ。彼はその孫達に話をすることにしたのだった。
「北朝鮮。あの国にな」
「あのデブデブのアホな将軍様の国?」
「皆餓えてる国だよね」
「おばさんがニュースで絶叫してて」
「馬鹿みたいな行進ばかりしてる国?」
「その国に行って帰ってこれなくなるんだ。いいか?」
こう前置きしてだ。それからだった。
彼はだ。孫達に話したのだった。彼の友のことを。消えてしまった友のことを。悲しみと共に孫達に語り真実を伝えたのだった。
消えた友 完
2012・2・1
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