第99話
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に機関銃の音がしていました。」
「なっ………」
「まさか操られたマフィアどもか………!?」
「フン………可能性は高そうだな。」
ロイドの報告を聞いたエリィは驚き、ランディの推測にセルゲイは真剣な表情で頷いが
「いや、その………マフィアの襲撃にしてはちょっと気になることが………」
「なに………?」
ロイドの言葉に眉を顰めた。
(そうだ、違和感があったのは………そうだ………あれはマフィアが使っていた重機関銃の音じゃなかった。どういうことだ………?)
(………マフィアに加えて、ベルガード門の警備隊か。厳しい戦いになりそうね………)
そしてロイドとロイドの身体の中にいるルファディエルが考え込んだその時、通信器のなる音が聞こえてきた。
「この音は……向こうの通信器?」
「早く出ましょう!」
通信器の音を聞いたロイド達は急いで部屋を出た。
「あ、ロイドー。つーしんきが鳴ってるよ〜?」
「ああ、すぐに出る。」
部屋を出たロイドはキーアの言葉に答えながら通信器に向かい
「ごめんね、シズクちゃん。うるさくしちゃって………」
「い、いえ………何かあったんですか?」
エリィの言葉を聞いたシズクが不安そうな表情で尋ねたその時、ロイドは通信器を取って通信を開始した。
「はい、特務支援課です!」
「あっ、ロイドさん!?よ、よかった!無事に繋がって………!」
「その声は……ノエル曹長か!」
「はい、先程はどうも!―――実はロイドさんたちにお伝えする事があるんです!先程ロイドさん達から聞いて連絡を何度もしたのですが………ベルガード門の部隊との連絡が完全に途絶していました………!」
「やっぱりか………!?一体、何があったんだ!?」
「わ、わかりません。こちらも現在確認中で………一応、そちらにも伝えるよう副司令に指示されました!」
「わかった、情報感謝する!そうだ―――こちらにも伝える事があるんだ!」
ロイドは遊撃士協会が襲撃されたらしい事を手短にノエル曹長に伝えた。
「市内でギルドが………!?わかりました!副司令に伝えておきます!何が起きているのかわかりません!くれぐれも気を付けて………!」
「ああ、そちらこそ!」
そしてロイドは通信をやめた。
「警備隊方面で何があった?」
通信をやめたロイドにセルゲイは尋ね
「ベルガード門の部隊との連絡が完全に途絶したそうです………今、現状を確認中との事でした。」
尋ねられたロイドは真剣な表情で答えた。
「なんだと………!?」
「リウイお義兄様の情報通りね……一体何が………」
ロイドの話を聞いたダドリーは驚き、エリィが真剣な表情で考え込ん
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