第97話
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う♪それにしてもパパ達や”姫将軍”さんがロイドお兄さん達と一緒にいたのは驚いたわ♪」
「―――この病院に入った時からお前の気配は感じていた。こうして顔を合わせるのは4ヵ月ぶりか……」
「あのレンさん……できればその呼び名は止めて欲しいのですが………」
「病気や怪我とかはしていない?レン。」
嬉しそうな表情をして笑っているレンに見つめられたリウイは静かな表情で答え、エクリアは苦笑し、ペテレーネはレンに微笑んだ。
「心配してくれてありがとう♪でも、大丈夫よ♪自己管理はしっかりしているから♪」
「そう………ちなみに今、プリネ達がクロスベルにいるのは知っているかしら?」
「プリネお姉様達が?うふふ、エステル達が知ったら大喜びしそうね。勿論、レンもその一人だけど♪」
ペテレーネの話を聞いたレンは意外そうな表情をした後、口元に笑みを浮かべた後イリーナに視線を向けた。
「そういえばイリーナママ………その様子だとレンの弟か妹は生まれたのかしら?」
「ええ。男の子と女の子……両方とも生まれたわ。」
「わあ………!ついにレンもお姉さんになったのね♪しかも弟と妹が同時にできるなんて素敵………!ねえイリーナママ。レンが大使館に帰ったら2人ともこの手で抱かせてもらってもいいかしら?」
「ええ、いいわよ。貴女もプリネ達と同じ、あの子達のお姉さんなんですから。………例え血が繋がっていなくても、あの子達にとっては大切なお姉さんの一人よ、レンは………」
「勿論、私も貴女の事を大切な”妹”として思っていますよ、レンさん………」
「………!………ありがとう、イリーナママ、ティアお姉様…………………」
イリーナとティアに微笑まれたレンは目を見開いて驚いた後、一筋の涙を流して嬉しそうな表情で答えた。
(………本人が幸せで、大切にされているとわかっていても、やっぱり複雑だよな………)
(ああ………ハロルドさん達の事を考えたらな………………)
一方その様子を見ていたランディは小声でロイドに話しかけ、話しかけられたロイドは複雑そうな表情で答えた。そしてレンは涙をぬぐった後、表情を戻して少しの間黙り込んだ後、話し始めた。
「―――ヨアヒム・ギュンター。聖ウルスラ医科大学准教授にして”D∴G教団”幹部司祭……全ての”儀式”の成果を集めて闇に消えた”グノーシス”の開発者。…………これでやっとレンの知りたい全てが揃ったわ。」
「………そうか、君は………」
「あの白いファイル、ですか……」
レンの話を聞いたロイドとティオは辛そうな表情をした。
「ふふっ、アタリは付いていたけど決定的な証拠は無かったから………―――”彼”のケガも治ったし、お兄さんたちにも助けてもらった。こ
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