第97話
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ンディはティオに微笑み
「フフ……良かったですね、ティオさん………」
エリィ達の言葉を聞いたペテレーネは微笑みながらティオを見つめ
「……お世辞でも嬉しいです。ロイドさん―――どうか確認を。」
「……わかった。」
見つめられたティオは嬉しそうな表情をした後ロイドを促し、促されたロイドはファイルのページをめくり続けた。すると今度はレンの写真があった。
「あ………」
「こいつは……」
「………レンさん………」
「ふむ……まさかあの”殲滅天使”が”儀式”の被害者だったとはな………―――当時、共和国の東方人街でも拉致事件の噂は耳にしたが……しかし、よくもまあこれだけの事をしでかしたものだ。」
レンの写真を見たロイドとランディは表情を厳しくし、ティオは辛そうな表情で呟き、銀は静かな様子を纏って呟いた。
「………………………」
そしてロイドがファイルのページをめくり続けるとファイルの間に驚くべき人物が写った写真が挟まっていた。
「………ッ………!?」
「キーアちゃん………!」
「………そんな………」
「野郎………ルファディエル姐さんの推測通りだったじゃねえか………!」
(………やはりヨアヒムにとってキーアは重要人物だったようね………しかしこの球体は一体………)
写真に写る人物―――球体の中に眠っているキーアを見たロイドとエリィは表情を厳しくし、ティオは驚き、ランディは目を細めて怒りの表情で呟き、ルファディエルは考え込み
「例の競売会でお前達が保護した少女か。この写真だけ新しいようだが、最近撮ったものということか………?」
「ああ、多分そうだろう………クソッ………!最初から知っていたのか………!」
そして銀の話に頷いたロイドは悔しそうな表情をし
「わたしたちがキーアをここに連れて来た時……”彼”は何喰わぬ顔で検査入院を勧めてきたんですね………」
ティオが呟いたその時
「ふふっ……おそらくそうでしょうね。」
聞き覚えのある少女の声が聞こえてきた!
「なに………!?」
「この声は……」
声を聞いた銀は驚き、ロイドは驚いた後声が聞こえた方向に視線を向けた。するとそこには
「あ………」
「レンちゃん………!?」
「おいおい………マジかよ!?」
なんと窓縁にレンが座っており、レンを見たティオ、エリィ、ランディは驚いてロイド達と共にレンの近くに来た。
「君は……いつからそこに………?」
「……気配を感じなかった……どうやら噂以上の実力を持つようだな………」
ロイドは真剣な表情でレンに尋ね、銀は静かな口調でレンを見つめて言った。
「うふふ………褒めてくれてありがと
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