第97話
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いる”覇気”をその身に受けたロイドとランディは地面に膝をついて表情を歪め、銀は立っていたが表情を歪めていた。するとその時
「―――もうやめて下さい、リウイお義兄様っ!!アーネストさんはこれ以上抵抗できません!お願いですから、殺さないで下さい!」
地面に膝をついているエリィが悲痛そうな表情で叫び
「なんだと………!?」
「なっ………お、”お義兄様”………!?」
「おいおいおい………!一体どうなってんだ!?」
「エリィ…………」
エリィの言葉を聞いた銀とロイド、ランディは驚き、イリーナは辛そうな表情でエリィを見つめていた。
「………今はそんな些細な事を気にしている場合ではないだろう。捕えるならさっさとしろ。」
その時リウイは覇気や殺気を収めて静かな表情でロイドに視線を向けて促し
「は、はい。」
促されたロイドは戸惑いながら頷いた後、立ち上がってアーネストに近づいた。
「―――元市長秘書、アーネスト・ライズ。自治州法に基づき、傷害、騒乱、不法占拠、薬物使用、拘置所脱走などの容疑で現行犯逮捕する。大人しく捕まってもらうぞ!」
「クク………そう焦る事はない………まだ夜は始まったばかり………”同志”の趣向はこれからだ。そちらに招待状があるからせいぜい目を通しておくといい。」
「なに……」
そしてアーネストの言葉を聞いたロイドは驚いて仲間達と共に机の上に置かれてあるファイルに視線を向け
「あれは……」
ファイルを見たエリィは呆けた。するとその時
「はは、それではまた会おう!君達がこの先の死地を見事切り抜けられたらな………!」
アーネストが不敵な笑みを浮かべて叫んだ後、ロイド達に背を向けて窓から飛び降りようとした!
「逃がすか!」
しかし、その時アーネストが窓から飛び降りる瞬間アーネストに追いついたリウイが剣を振るった!
「ギャアアアアアッ!?」
するとアーネストの背中が斬られ、アーネストは背中から血を噴出させて悲鳴を上げながら落下した後、突如やって来た竜のような姿をした飛行型の魔獣の足に掴まって、去って行った!
「チッ、逃がしたか。」
その様子を見ていたリウイは舌打ちをし
「な……………」
「い、今のは……」
ロイドとエリィは驚き
「”星見の塔”にもいた太古の翼竜……」
「おいおい………メチャクチャすぎんだろ。」
「まさか太古の魔獣も服従させるなんて………」
ティオは静かに呟き、ランディは目を細め、ペテレーネは驚きの表情で呟いた。
「フン……さすがに追うのは無理か。―――時が惜しい。とっとと目を通すとしよう。その”同志”とやらが用意した招待状とやらをな。」
「あ
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