第96話
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魔”達に働いていましたね………ひょっとしたら………」
戦闘を終えたロイドとティオは静かに呟き
「マフィア達と同じく例の”グノーシス”なる魔薬が投与された可能性がある……つまり、そういう事だな?」
銀がティオの説明を続けて、ティオに確認し
「………はい。」
確認されたティオは頷いた。
「チッ、そういう事かよ。」
「以前よりも手強いのも頷けるわね……」
ティオと銀の話を聞いたランディは舌打ちをし、エリィは真剣な表情で呟き
「……そういえばあの”教団”共のロッジを襲撃した時にも”悪魔”達がいたな………」
「ええ………それに以前より強くなっていたと思います………」
ある事を思い出したリウイは呟き、リウイの言葉にペテレーネは頷いた。
「…………あの、リウイ陛下、ペテレーネ神官長。お二人の話からすると”教団”のロッジにもやはり先程のような”悪魔”が………?」
2人の会話を聞いていてある事が気になったロイドはリウイとペテレーネに尋ね
「先程の”悪魔”共より”格”は下だったが、いたな。」
「………それと教団員達が”グノーシス”らしき薬を呑んで魔人化も行いました。」
「なっ………!?」
「という事は服用した教団員達は”悪魔”になったのですか!?」
2人の答えを聞いたロイドは驚き、エリィは厳しい表情で尋ねた。
「ああ。………ただ奴等が呑んだ薬は蒼い錠剤ではなく紅い錠剤だったと思うが。」
「そうですか…………………」
「下手すりゃ、ルバーチェどころか失踪者達も”悪魔”になっている可能性があるってか………」
「クク………噂に聞いていた以上の教団だったようだな…………」
リウイの答えを聞いたロイドは頷いた後考え込み、ランディは目を細め、銀は不敵な笑みを浮かべていた。
「……とにかく探索を始めよう。セシル姉によれば、まだ教授達が取り残されている可能性が高い。ヨアヒム先生共々、見つけ出すんだ。」
「ええ……!」
「手遅れになる前に急ぐ必要がありそうだな………!」
その後ロイド達は研究棟内の探索を開始し、時折襲ってくる悪魔や幽霊達を撃退しながら、ある部屋に入った。
「き、来ました〜!」
ロイド達が部屋に入ると女性の声が聞こえ
「ええい、これでも喰らえ!」
「くたばれ、化物があっ!」
さらに男性達の声が聞こえてきた。
「え…………」
声を聞いたロイドが呆けたその時、白衣を纏った男性達が物陰から跳躍して何かをロイド達に投擲し、投擲された物に気付いたロイド達は散開した。すると何かはロイド達がいた所に落ちた後、煙を上げた!
「うおっ………!?」
「あ、危な………!」
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