第95話
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」
「?行くってどこへ……」
「まさか………」
リウイに促されたロイドは不思議そうな表情をし、察しがついたティオは驚きの表情でリウイを見つめた。
「当然、研究棟だ。………既にエステルとチキから現在のクロスベルの状況は聞いている。”教団”が関わっているとなると、俺達も見逃せん。あの外道共は俺達メンフィルにとっても自国の民達を傷つけた犯罪者共の上、”教団”はイリーナの両親の仇でもあるからな。………今この時だけ俺達も力を貸してやる。」
「へっ!?」
「本当に一緒に来てくれるんですか………!」
「おおっ!まさか”生ける伝説”と謳われているあの”英雄王”達が一緒に来てくれるなんて………!いや〜、すっげぇ助かるッスよ!」
そしてリウイの話を聞いたロイドとティオは驚き、ランディは嬉しそうな表情をした。
「ちょ、ちょっと待って下さい!”教団”がイリーナ皇妃の両親の仇って……どういう事ですか!?」
一方エリィは血相を変えてリウイに尋ね
「言った通りの意味だ。イリーナとイリーナの”妹”の両親は2人が幼い頃に”教団”の者達から2人を逃がした後、”教団”の者達に殺されている。」
「そんな……………!それは本当なのですか、お……イリーナ皇妃!?」
尋ねられて答えたリウイの話を聞いて信じられない表情をした後、真剣な表情でイリーナを見つめて尋ね
「……ええ。お父様とお母様は”私達”を守る為に、”教団”の者達に殺されたのです………」
「………………っ………!……そう……ですか…………!」
辛そうな表情で答えたイリーナの話を聞いたエリィは唇を噛んだ後、両腕の拳を強く握りしめて怒りの表情で呟き
(エリィ………?)
(一体どうしたんだ、お嬢………?かなり怒っているぞ………)
(………まさかイリーナ皇妃とエリィさんが”教団”にさらわれかけていたなんて…………エリィさん達も一歩間違えれば私やレンさん、そして亡くなった子供達のようになっていたんですね……………)
エリィの様子を見たロイドとランディは不思議そうな表情をし、ティオは辛そうな表情でエリィを見つめ
(………そういえばエリィの両親は大陸中で流行っていた誘拐犯の組織の者達に自分達を逃がして、殺され……………そしてエリィの姉はその後メンフィル大使館で働き始め、メンフィルの皇族と強い繋がりのある貴族に嫁いだという話だったけど………――――!!まさかあの娘………”聖皇妃”の妹……!?)
ルファディエルは考え込んだ後、驚きの表情でエリィを見つめていた。
「―――とにかくそういう事だ。俺達としても少しでも情報は欲しい。歩きながらで構わんから病院関係者達から聞いた話を俺達にも説明しろ。その代わりに共に戦ってやる。
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