第95話
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たのです。」
「へっ!?」
「ええっ!?」
リウイとティアの説明を聞いたロイドとエリィは驚き
「なんつーか…………行動がすげぇ大胆ッスね………皇族が揃って他国に普通に入国するなんて………」
「………あの。今、”家族との旅行”って言ってましたがまさか、リウイ陛下達以外の誰かもクロスベルにいるのですか?」
ランディは苦笑し、嫌な予感がしたティオはジト目でリウイ達に尋ねた。
「ええ。私やリウイ達と同じくたまたま、まとまった休暇を取れたプリネとシルフィ、そして2人の護衛役としてツーヤとレーヴェ、セオビットもいますよ。」
「それとご息女達の様子を見に来るためにウィル様――――ユイドラ領主ウィルフレド・ディオン様も奥方様達や護衛達と一緒に来ましたし………後はエステルさんに呼ばれた事情で、セリカ様とレシェンテも今クロスベルに来ています。」
「「「「……………………………」」」」
イリーナとエクリアの説明を聞いたロイド達は固まり
「「「「えええええええええええっ!?」」」」
一斉に驚きの表情で大声で叫んだ!
「う、う〜ん……」
「みんな………ミハイル君が眠った所なんだから、静かにしてね。」
そして眠っている男の子が寝返りをうち、セシルはロイド達に言った。
「あ、ああ、ごめん………って!本当なんですか、その話……!」
セシルに謝ったロイドは気を取り直した後真剣な表情でイリーナを見つめて尋ね
「”姫君の中の姫君”のプリネ姫に加えて”蒼黒の薔薇”のツーヤさんや”紅の殲滅姫(クリムゾン・ルインプリンセス)”のセオビットさん、さらにはウィルフレド様達もクロスベルにいらっしゃっているなんて………」
「クク……レーヴェというのはまさかかの”結社”の”剣帝”か?確かに奴の身柄はメンフィルに預けられた事があると聞いていたが…………まさかメンフィル帝国の騎士になっていたとはな………」
「しかも”神殺し”のセリカさんや本物の”神”のレシェンテさんまで一緒だなんて………エステルさん。貴女、なんてとんでもない人達を呼びつけているんですか………」
「その話が本当なら、今のクロスベル、色んな意味でヤバすぎだろ………」
エリィは信じられない表情で呟き、銀は不敵な笑みを浮かべ、ティオは疲れた表情で溜息を吐いた後ジト目でこの場にはいないエステルに突っ込み、ランディは疲れた表情で溜息を吐き
「ええ、事実ですよ。私やプリネ達は今、クロスベルの歓楽街にあるホテルの部屋を借りていますから。」
「………………………………………」
イリーナの答えを聞いたロイドは口をパクパクさせた。
「………無駄話はそこまでにして、そろそろ行くぞ。
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