第94話
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……ボクがわがまま言わなかったらこんなことに……コホコホッ……」
話しかけられた男の子は咳をしながらセシルに謝り
「大丈夫、大丈夫だからね…………」
謝られたセシルは優しげな表情で頭を撫でていた。
「セシル姉、俺が運ぶよ。」
「とっとと中に運ぶとするか。」
その後ロイド達は男の子を病室に運んで、セシルが男の子に薬を呑ませて、安静にさせて男の子が眠りはじめると、セシルはロイド達から事情を聞いた………
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