第94話
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て、瘴気を纏った渦を消滅させ
「最高の位置!ルン=アウエラ!!」
エクリアは病院中を轟かせるような轟音を立てる大爆発を渦を中心とした場所に放って、消滅させた!
「………………!」
「あれだけいた悪魔達が一瞬で……………」
「なんつー力だよ……俺達とはあまりにも”格”が違いすぎんだろ………………」
「フフ…………もはや一人一人兵器をも超える力だな………」
リウイ達の戦闘を見ていたロイドは目を見開いて絶句して口をパクパクさせ、エリィは呆けた表情で呟き、ランディは驚いた後疲れた表情で溜息を吐き、銀は不敵な笑みを浮かべて呟き
(…………これが噂の”覇王”達の力………どうやら彼らは”英雄の器”を持つ者達の中でもさらに選ばれた”器”を持つ者達のようね………)
(おおおおおおおおおおおっ!?なんて力だっ!くかかかかかかっ!)
(あっはははははっ!いいね、いいね!最高だったよ、今の戦闘!)
ルファディエルは真剣な表情で呟いた後考え込み、ギレゼルは興奮し、エルンストは大声で笑っていた。
「………無事か、セシル。」
そして紅き魔剣――――『エドラム』を鞘に収めたリウイはセシルに近づいて話しかけ
「はい………!ありがとう、リウイさん………!ロイドやみんなも助けに来てくれてありがとう………!何てお礼を言ったらいいのか。」
話しかけられたセシルは微笑みながら答えた後、ロイド達に視線を向け
「いやいや!お礼なんて水臭いッスよ!つーか、俺達はほとんど何もしてないようなもんですし………」
「ご無事で何よりです……」
「…………間に合ってよかったです。」
「…………………………」
視線を向けられたランディは笑顔で答えた後苦笑し、エリィとティオは安堵の溜息を吐き、銀は黙り込んでいた。
「本当に………無事でよかった。セシル姉に何かあったら俺、兄貴に何て詫びたらいいのか……………リウイ陛下………セシル姉を助けてくれてありがとうございます……」
「………………………………」
一方ロイドは安堵の表情で呟いた後、リウイに振り向いて頭を下げ、ロイドに頭を下げられたリウイは黙ってロイドを見つめ続け
「ロイド……………」
ロイドの言葉と行動にセシルは驚きの表情で見つめ続けていた。
「コホッ、コホコホッ………」
するとその時セシルの傍にいた男の子が咳をしていた。
「だ、大丈夫か………!?」
それを見たロイドは心配し
「発作が出ちゃったのね……………ミハイル君、部屋に戻ってお薬を飲みましょう。」
セシルは静かな表情で答えた後、男の子に優しい口調で話しかけ
「う、うんっ…………コホコホ………ごめんね、セシルお姉ちゃん
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