第93話
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型の悪魔―――”グレーターデーモン”や飛行する下級の悪魔達に囲まれ、杖を構えて結界を展開しているセシルと、結界の中に震えている男の子がいた!
「ひっ……セシルおねえちゃん………」
「大丈夫、大丈夫だからね………絶対に私から離れないでね………絶対に守ってみせるから………イーリュンよ……どうか私達をお守りください………!防護の聖域!!」
「うん………!」
悲鳴を上げている男の子をあやすようにセシルは優しげな口調で言った後強く祈り、さらに結界の強度を高めた!そして悪魔達はセシル達に襲い掛かったが、結界に阻まれ、結界を攻撃していた。
(まずいわ…………このままだと結界がもたないわ……せめてこの子だけでも建物の中に避難させてあげたいのに………お父さん、お母さん、イリア、ルファディエル……ロイド、ガイさん、リウイさん………ごめんなさい………!)
それを見ていたセシルは悲痛そうな表情をしたその時!
「セシル姉えええええ――――――!うおおおおおおおおっ!!」
ロイドが突撃し、エリィが銃撃を放ったが
「…………………」
「ぐあっ!?」
強靭の身体を持つ悪魔達に銃撃はあまり効かず、ロイド達に気付いた悪魔が剛腕を振るってロイドを入口まで吹き飛ばし、さらに空にいた下級悪魔達が次々と魔術を放った!
「クッ…………!」
「チィッ!これじゃ近づけねえぞ!」
「セシルさん!」
「力の続く限り結界を展開し続けろ!すぐに向かう!」
下級悪魔達の攻撃にエリィは表情を歪めた後、舌打ちをしたランディ達と共に下がり、ティオと銀は叫び
「ぐっ………セシル姉えええええ――――――!」
ロイドは大声で叫んだ!するとその時!
「………どうやら間に合ったようだな………」
突如男性の声が聞こえ
「聖光よ、邪を滅せよ!エクステンケニヒ!!」
なんと紫がかかった銀髪の男性がロイドの背後から悪魔の軍勢の前に飛び込み、すざましい光を纏った紅き魔剣を振るった!
「ギャアアアアアアアアア―――――――ッ!?」
すると大勢の悪魔達が断末魔をあげながら薙ぎ払われるかのように消滅して、結界を展開しているセシルまでの道を作り
「魔力放出!ルン=アウエラ!!」
「邪を焼き払う炎よ……今ここに!贖罪の聖炎!!」
「純粋なる魔よ………我が仇名す者達に制裁を!エル=アウエラ!!」
「ガアアアアアアアアアアア―――――ッ!?」
さらにロイドの背後から現れた女性達が次々と高位魔術を空に向かって放ち、空に滞空している悪魔達を全て滅した!
「エニグマ駆動……!クロノドライブ!!お母様、大丈夫ですか!?イーリュンよ………我等に守りの加護を!防護の聖域!!」
そして蒼
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