暁 〜小説投稿サイト〜
STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#4
DETERMINATION 〜決意〜
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
封絶” が起こったからな。
偶然にしては出来過ぎだ。
配下に強いた “徒” から、我らが仇敵、
ジョースターと盟を結んだ事は伝え聞いていようしな」
「悪党は悪党同士、連みやがる、か」
 廃れた下水道に棲むドブネズミも反吐をブチまけるような暗鬱とした気分が、
承太郎の裡に広がっていく。
「残された 「時間」 は、限りなく少ない。
彼の者はこうしている間にも下僕を増やし、
人間を喰らい、その力を増大させている。
現世(うつしょ)の真の帝王となるためにな。
そしてその覇業の手始めとして、承太郎よ。
まずは貴様が狙われるはずだ」
 脳裏に、写真の男が思い浮かぶ。
 その視線。
 この世のどんな暗黒よりもドス黒い、邪悪な眼光。
 その男の欲望の為に、関係のない人々が大勢死んだ。
 何の脈絡もなく。唐突に。理不尽に。虫ケラのように。
 何も、何もわからないまま。
 その存在すら消し飛んだ。 
「……野郎……ッ! DIO……!!」
 怒りで、承太郎の眼輪が細かに震え出す。
 まるで空間まで(つんざ)くようなその強烈な気配に、
前方を歩いていたシャナが振り返った。 
「おま、え……?」
(舐め腐りやがって……! 上等だ……ッ! わざわざ待つ間でもねー!
囲ってやがるその『(ともがら)』諸共ッ!
この空条 承太郎が直々に出向いてテメーをたたむッッ!!)
 倒すべき宿命。
 消し去るべき因縁。
 承太郎のライトグリーンの瞳に、決意の炎が燃え上がった。
 熱く。激しく。燃え尽きるほどに。

←To Be Continued……


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ