機動戦艦ナデシコ
1384話
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いても、実際にアカツキを確保出来ませんでしたとなれば意味はないのだから』
エザリアの言葉に頷きを返す。
現在ナデシコ世界の反乱軍からは、これは内政干渉だから関与するなといった事を言っているらしいが……今から行くのは俺が以前働いていたナデシコだ。
そうである以上、もしそこにアカツキがいたとしても偶然でしかない。
……となると、まだ火星古代文明の遺産が残っているというのは草壁のブラフだったと考えるべきか。
「分かった、じゃあ早速だが俺は行くぞ。シャドウミラーとしての活動に関しては問題ないんだな?」
『ええ。レオンもニヴルヘイムに合流している筈だし、あやかや千鶴は言うまでもないでしょ?』
まぁ、実際問題この世界であやかや千鶴に危害を加えられる相手がいるかどうかと言われれば、首を傾げざるを得ないのは事実だ。
戦闘機とかを使われても、この世界程度のものなら勝てはしないものの、負けない戦いは可能だと思うし。
「分かった、じゃあ俺は行くぞ」
『ええ、お願い。こっちの方でも色々と動くから、ナデシコと合流してニヴルヘイムに到着したらまた連絡してきてちょうだい』
そう告げるとエザリアとの通信は切れる。
政治班の代表として、やるべき事は多々あるのだろう。
それこそ、これから暫くの間一番忙しいのは間違いなくエザリアの筈だ。
24時間働けますか的な感じで動き回る事になる。
もっとも魔法球がある以上、こっちの世界で5分でも10分でも空いている時間があれば、休むのは難しくないだろうけど。
その間俺がやるべきなのは、ナデシコを確保する事だけか。
純粋な手数という面で、ニーズヘッグに勝てるような相手は基本的に存在しない。
どんな敵であっても、48基ものファントムを使いこなすニーズヘッグに勝るというのは基本的に不可能だろう。
一種の天才……そこれそシュウとグランゾンのような組み合わせなら対抗してきそうだが、それはそれ、これはこれだ。
しかもファントムはT-LINKシステムを通じて俺の意思そのままに動く。
つまり……ぶっちゃければ、俺が48人いるというのと同じ意味な訳だ。
まぁ、俺が48人といっても武器がファントム1基だからそこまで脅威って訳じゃないだろうが。
それでもこちらの数は多ければ多い方がいいというのは間違いなく……
「メギロート、シャドウ、全機ニーズヘッグの近くに集まれ」
その命令に従い、俺と共に行動していた全機がニーズヘッグの周囲に集まってくる。
ファントムが48基あっても、それ以上に何かあった時に取れる手段というのは多い方がいい。
それに何度も繰り返すようだが、俺はあくまでもナデシコに……古巣へと遊びに行くだけだ。
そのついでにシャドウミラーの戦力である
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