猫と猫
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にゃーん。にゃが輩は野良猫だにゃ。今は、白玉楼を後にして冥界をブラブラしてるところなんだにゃ。
しっかし、桜の木しかにゃいにゃ。
ん? これは、下り階段かにゃ? 恐ろしくにゃがいにゃ。
「にゃっ!?」
にゃが輩の勘が言っているにゃ。この先に「にゃにかいる」とっ! よし、下りてみるにゃ!
◇
いったい、何時間歩いたのか(まだ30分しか経ってない)
この階段予想以上に長いにゃ。
「にゃ……にゃふ」
すこし休憩だにゃ.(まだ三十分しかry)
「にゃー」
「ふにゃあ?」
ん? この娘は確か……藍の式神かにゃ?
まぁ、今はどーでもいいかにゃ。
「あ、寝ちゃった」
「ふにゅう」
「よし! 今のうちに式神の契約を……」
「ニヤァ!?」
にゃっ! にっ!しようとしてんだにゃ! この小娘は!?
「えっと、式神の契約だよ?」
「にゃん! にゃ!!」
首こてんしてもかわいくねぇんじゃ! ぼけ!
ぜぇーはぁーぜぇーはぁー。もうあっちに行ってくれにゃ。
「ごめんね。それはできないの」
「にゃ?」
にゃんでにゃ。それよりにゃが輩は少し寝たいんだにゃ。
「藍様の命令で部下を作らないといけないんだ」
「にゃ、にゃ? にゃ」
にゃら、そこらへんの猫じゃダメにゃのか? にゃが輩、そろそろ寝たい……
「うぅー。わかったよ。他の猫さんに頼んでみる。バイバイ」
「にゃー」
やっと行ったかにゃ。しっかし、猫又はにゃが輩の言葉がわかるのか。言葉が通じるってにゃんかいいにゃ。
もう少ししたらこの長い階段を下るかにゃ。
つづく
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