第66話
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さそうだな。―――総員、脱出の準備を。ロイドとランディはキーアとシズクを連れて行け。」
セルゲイは厳しい表情をした後、指示をし始めた。
「はい………!」
「アイ・サー!」
「ティオは周囲の警戒を。エリィとレンはフォローに回れ。」
「はい……!」
「了解しました!」
「わかったわ!」
ロイド達に指示を終えたセルゲイはショットガンを手に持ってダドリーとルフィナに振り向いて指示をした。
「ダドリー、アーシア。しんがりは俺達で持つぞ。」
「了解です………!」
「了解……!」
襲撃に備えてエリィ達は武器を構え、ロイドとランディはそれぞれキーアとシズクに近づき
「キーア。しっかり掴まっててくれ。」
「うんっ!えへへ………」
「シズクちゃん。失礼させてもらうぜ。オヤジさんに比べりゃ物足りねぇだろうが勘弁な。」
「そんな事………よろしくお願いします。」
それぞれキーアとシズクを抱き上げた。
「よし………なるべく陣形を崩さずに―――」
そしてセルゲイが指示をしようとしたその時、ガラスが割れ、怒涛の銃撃が部屋に撃ちこまれた!するとなんと警備隊員が窓ガラスを破って飛び込んできた!
「なっ………!?」
「け、警備隊………!?」
予想外の襲撃者の登場にロイドとエリィは驚き
「「……………………………」」
警備隊員が虚ろな目でロイド達を見つめていた。
「行くぞ!裏口から撤退する!」
セルゲイの号令によってロイド達は裏口から脱出し、セルゲイとダドリー、ルフィナは牽制攻撃を行った後、ロイド達を追って行った!
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