第66話
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撃士協会、クロスベル支部よ。」
「ミシェルさん。支援課のロイドです。今、よろしいですか?」
「あら、坊やだったの。どうしたの?ウチのメンバーはまだ戻ってきてないけど………」
「そ、そうですか………実は今アーシアさんが傍にいまして。その事も含めてお願いした事があるのですが………」
「ハ?”アーシア”って、まさかリベールの”暁のアーシア”が今そっちにいるの?アーシアが来るなんて連絡、エルナンからは聞いていないけど……まあ、いいわ。今の状況でA級正遊撃士が来てくれるなんてありがたいしね。それで?何を頼みたい―――――」
ロイドの通信相手―――ミシェルが答えかけたその時、通信の向こうから大きな音が聞こえ
「なっ………なんなの、アンタたち!?ここは遊撃士協会――――」
ミシェルの驚きの声が聞こえた後、なんと銃撃が聞こえ
「……くっ………」
ミシェルの唸る声と共に通信は切れた!
「!!!ミシェルさん!?どうしたんですか!?(………ダメだ。通信器がやられたのか………!?)」
通信が切れた事やミシェルのただならぬ様子に驚いたロイドは呼びかけたが、既に通信は切れていた。
「おい、何があった………!?」
ロイドの様子を見たダドリーは戸惑った様子で尋ねた。
「………遊撃士協会が何者かに襲撃されたみたいです。通信が切れる直前に機関銃の音がしていました。」
「なっ………」
「まさか操られたマフィアどもか………!?」
「フン………可能性は高そうだな。」
「先手を取られてしまったわね………」
「そうなると。”次の狙い”は間違いなく………」
ロイドの報告を聞いたエリィは驚き、ランディの推測にセルゲイは真剣な表情で頷き、厳しい表情で呟いたレンの言葉に続くようにルフィナはこれから起こる事を予測し、厳しい表情をした。
「いや、その………マフィアの襲撃にしてはちょっと気になることが………」
「なに………?」
そしてロイドの答えにセルゲイが眉を顰めたその時通信器の鳴る音が聞こえてきた。
「この音は……向こうの通信器?」
「早く出ましょう!」
通信器の音を聞いたロイド達は急いで部屋を出た。
「あ、ロイドー。つーしんきが鳴ってるよ〜?」
「ああ、すぐに出る。」
部屋を出たロイドはキーアの言葉に答えながら通信器に向かい
「ごめんね、シズクちゃん。うるさくしちゃって………」
「い、いえ………何かあったんですか?」
エリィに謝罪されたシズクが不安そうな表情で尋ねたその時、ロイドは通信器を取って通信を開始した。
「はい、特務支援課です!」
「あっ、ロイドさん!?
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