最終回 遂に終わりだ!大団円!!その九
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「生きて帰ってDT卒業するんだ!」
「その後は酒池肉林だ!」
「美味いもの食って美味い酒飲んで生きるんだ!」
「そうして生きる予定なんだぞ!」
「それがどうしてだ!」
「俺達が死ぬんだ!」
「君達のことは忘れない」
悪田部はこの言葉は本音から告げた。
「長い間ご苦労だった」
「いや、生きていたいんですけれど!」
「俺達ずっと!」
「これも運命だ、さらばだ」
悪田部は通信を切った、そして。
二人はそのままだ、グレートフェニックスで将軍様に突っ込んでいった。将軍様は尚も攻撃するがそんなものは最早通じていなかった。
「余の攻撃を防ぐか!」
「防ぎたくて防いでねえ!」
「手前だけ死ね!」
二人は特攻の中で将軍様に悪態をついた。
「俺達は生きるんだよ!」
「ラスボスだけ死ねよ!」
「あと一秒で衝突!」
「終わったああああーーーーーーーーっ!!」
「バッキャロバッキャロ!!」
将軍様は某いしいひさいち先生のナベツ○の様にだ、左手の親指をビュンビュンと振り回しつつ今際の言葉を叫んだ。
「バッキャローーーーーッ!!」
「それはこっちの台詞だ!」
「死にたくねえ!」
だが、だった。グレートフェニックスは将軍様に激突し。
宇宙にでかい花火があがった、汚ねえ花火だぜ。
こうして将軍様も死にジャビッド星人達は完全に消え去った、西郷は二人の死ぬ間際の悪田部とのやり取りは知らないがこう言った。
「これで終わったでごわすな」
「はい、二人の特攻によってです」
瞬が西郷に彼の傍らから答えた。
「戦いは終わりました」
「完全に、でごわす」
「何もかもが」
まさにと言うのだった。
「これで終わりました」
「では、でごわす」
「これよりですね」
「地球に戻るでごわす」
「わかりました」
瞬は敬礼してだ、そうして。
日帝衆は地球に戻った、するとだった。
彼等を全世界の者達が喝采で迎えた、そのうえで。
戦勝パレードが行われた、日帝衆の勇者達は軍艦マーチの中颯爽と行進をした。そのうえで陛下に戦勝報告をして。
そしてだ、国連総会でも地球の危機は去ったと告げて万雷の拍手を向けられた。そして全世界の人々が笑顔で言った。
「敵はいなくなったしな」
「それにあの二人も消えた」
「立派な最期だったらしいな」
「最期はよかったんだな」
ジャスティスカイザーがいなくなったことも喜ぶのだった。
「とことんまで卑劣だったがな」
「最期は奇麗だったか」
「いやあ、惜しい奴等をなくした」
満面の笑顔で棒読みでの言葉だ。
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