第65話
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努力だとは思うけど。」
「君は……一体何をするつもりなんだ?」
「この地のユウナは”仔猫”………気まぐれに観察するだけの存在。お兄さんやおねえちゃん達を助けるつもりもあえて邪魔するつもりもないわ。でもまあ………一つだけ忠告してあげる。あの子は多分、全ての”鍵”。くれぐれも奪われないことね。クスクス………言われるまでもないと思うけど。」
「………全ての”鍵”……」
「ひょっとしてキーアちゃんの事………!?」
真剣な表情で言った後口元に笑みを浮かべたユウナの話を聞いたロイドは呆け、エリィは真剣な表情で尋ねたが
「うふふ………そろそろユウナは行くわね。………おねえちゃんは”ユウナの姉”なんだからヨアヒム如きに殺されたりなんてしたら、絶対に許さないわよ。それでは皆様――――良き夜を(グーテン・アーベント)。」
ユウナは小悪魔な笑みを浮かべて答えを誤魔化してレンに視線を向けて自身のメッセージを伝えて上品な仕草で会釈をした後、ロイド達を見つめたまま窓から飛び降りた!
「な………!?」
「おいっ……!?」
それを見たロイドとランディが驚いたその時、何かの機械音が聞こえた後、”パテル=マテル”の片手に乗ったレンがロイド達の正面に現れて軽く会釈をした後、パテル=マテルはウルスラ病院から去って行った!
「わ、わたしたち…………夢でも見ているの………?」
「”身喰らう蛇”…………あそこまでの技術力だなんて……」
「うふふ、”身喰らう蛇と敵対しているどこかの組織”も同じくらいだと思うけどねぇ?」
「幾らなんでもその”どこかの組織”は”身喰らう蛇”の技術力には並べないわよ………」
「フン……どうやら認識を改める必要があるようだな。」
「ったく、あの秘書野郎といい、常識外れすぎんだろ………」
「………ああ……だが、どうやら彼女は事件には関わっていないようだ。…………黒幕の正体も判明して、その狙いも朧げだが見えてきた。こうなったら急いでクロスベル市に戻って―――」
仲間達が様々な思いを抱えている中気を取り直したロイドが仲間達に提案しかけたその時ロイドのエニグマが鳴りはじめた。
「あ………」
「すごいタイミングね………」
鳴りはじめたエニグマに気付いたロイドは驚き、エリィは真剣な表情で呟いた後、ロイドは通信を始めた。
「はい、特務支援課、ロイド・バニングスです!」
「良かった、無事だったのね。―――私よ。警備隊のソーニャ・ベルツ。」
「ソーニャ副司令………!今、どちらにいるんですか!?」
「ちょうど病院に到着した所よ。これから部隊を突入させるけど問題ないかしら?」
「そ、そうですか………―――マフィア達は一
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