第65話
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………」
「……言うまでもないわ………」
「はは………見違えるほど可愛くなったと思うぜ。」
涙を流しながら呟いたティオの言葉を聞いたロイドは辛そうな表情になり、エリィとランディはティオに微笑んだ。
「……お世辞でも嬉しいです。ロイドさん―――どうか確認を。」
「……わかった。」
ティオに続きを促されたロイドがファイルにのページをめくり続けると今度はレンとユウナの写真があった。
「あ………」
「こいつは……」
「………レンさん………ユウナさん……」
「………………」
「……ふむ……もう一人の方はお前と容姿が似ているが……まさか双子か?」
「……ええ。レンにとってこの世で一人しかいないレンの大切な双子の妹よ。」
「レンちゃん………」
銀の問いかけに静かな笑みを浮かべて答えたレンの答えを聞き、レンが険悪の仲であったユウナを”妹扱い”する程まで姉妹関係が改善されている事にルフィナは驚きの表情でレンを見つめていた。
「………………………」
そしてロイドがファイルのページをめくり続けるとファイルの間に驚くべき人物が写った写真が挟まっていた。
「………ッ………!?」
「キーアちゃん………!」
「………そんな………」
「野郎………まさかとは思ったが………!」
「入院させなくて正解だったわね。」
(この球体はまさか………!だとするとこの写真に写っている子供は恐らく………)
写真に写る人物―――球体の中に眠っているキーアを見たロイド達が様々な想いを抱えている中写真に写っている球体が何であるかを考え込んでいたルフィナはある仮説を思い浮かべると複雑そうな表情で写真に写っているキーアを見つめていた。
「例の競売会でお前達が保護した少女か。この写真だけ新しいようだが、最近撮ったものということか………?」
「ああ、多分そうだろう………クソッ………!最初から知っていたのか………!」
「わたしたちがキーアをここに連れて来た時……”彼”は何喰わぬ顔で検査入院を勧めてきたんですね………」
「ふふっ……おそらくそうでしょうね。」
そしてティオが呟いたその時聞き覚えのある少女の声が聞こえてきた!
「なに………!?」
「この声は……」
声を聞いた銀は驚き、ロイドは驚いた後声が聞こえた方向に視線を向けた。
「あ………」
「どうしてここに………」
「おいおい………マジかよ!?」
「…………ユウナ。」
するとなんと窓縁にユウナが座っており、ユウナを見たティオ、エリィ、ランディは驚き、レンは複雑そうな表情でユウナを見つめた後ロイド達と共にユウナに近づいた。
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