暁 〜小説投稿サイト〜
とある科学の観測者
ジャッジメント
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
うか。とりあえずありがとう」
「えぇ、その子今は気を失っているのね」
「え?あぁ、すごい熱で逃げてる途中で寝ちまったみたいなんだ」
「そう。目を覚ましても私の事は言わないでね。」
「なんで?」
「色々 あるのよ。じゃあね」
結標は歩いて去っていってしまった。

「な、なんだったんだ・・・」

サイレンの音が聞こえ『アンチスキル』が大人数であらわれた。

アンチスキル。こちらも治安維持のための組織。というより部隊だ。

「大丈夫だったじゃん!?」
「あ、はい。なんとか」

「うっ、うぅ・・・」
女の子が目を覚ました。

「大丈夫か?」
「あなたは・・・、大丈夫でしたのね。」
「あぁ、なんとかな。その辺にある物を投げたり、利用したりしながら逃げたさ」
「・・・車を投げたんですの・・・?」
「え、いやあれは運転手が酔っ払い運転で引いて逃げていった〜・・・ような・・・」
「なにはともあれ大変ご迷惑をおかけしましたわ。」
「いや、大丈夫だ。お前こそ体大事にしろよー」
「おまえ ではありませんの。白井 黒子ですわ」
「白井か。しっかり体調直せよな」
俺の言葉を聴き、また眠りに落ちてしまったようだ。

「黒子ーー!!」

大声で白井の名前を呼びながら 短髪の女の子 が駆け寄ってい来る。

「黒子!大丈夫!?」
「寝てるだけだから大丈夫だぞ。」
「そっか・・・。」
短髪のその子はここから安堵の表情を浮かべる。

「ところであなたは?」
「あぁ、桐原 瞬だ」
「黒子を助けてくれたのね。ありがとう」
「いやいや、ほぼ にげる コマンドしか使ってないから」
俺は笑ってみせる。

「おい、少年!一応あんたも病院に送っていくじゃん!」
「あ、はい。お願いします。」

そのまま白井と同じ救急車で病院へと向かった。
社内で再度白井が目を覚まし名前を聞かれたので、自己紹介をしておいた。
白井はウイルス系の病気で、高熱が出ているだけで1週間掛からずに回復できるそうだ。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ