ジャッジメント
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「す、すごいなジャッジメント・・・」
俺は心からの言葉を口から漏らす。
しかし女の子はリュックを抱え倒れこんでしまう。
「お、おい!どうした!?」俺はあせって声をかける
「体調が優れませんの・・・、少々お待ち下さい。すぐ終わりにしますので。」
強気な言葉を発しているがうまく動けないようだ。
「な、なぁとりあえずお前のテレポート?で逃げないか?」
「・・・、分かりました。私の手を持ってください。」
俺は促されるまま手を握る。
その瞬間景色が消えたかと思うと、すぐに路地裏の景色が目の前に現れる。
「申し訳ありません。私の現在の状況だとここまで下正確に移動することが
できませんでした。あなたは逃げてください。」
女の子はリュックを抱えている。
「「クソッ!どこ得消えやがった!」」
先ほどの男たちの声がする。それほど離れた位置に移動できたわけではないようだ。
「ちょっと待ってろ!」
俺は女の子からリュックを引き離し、背中に背負う。
そして女の子を俗に言うお姫様抱っこで持ち上げる。
「あ、あなた何を・・・」
「とりあえず逃げるぞ!」
それから俺は女の子を抱え逃げ回った・・・
現在――
(そして今にいたる・・・)
「リュックをこちらへ渡せ!」
男の1人が声を荒げ俺に迫ってくる。
「えーっと、話しあいましょう?同じ日本人で同じ言語じゃないですか〜。
きっと分かりあえますって!!」
「うるせー!」
男は俺に駆け寄ってくる!
俺は能力を使う。殴られる位置、方向を情報から解析し交わす。
そしてそのまま腹部に頭突き。
「うっ・・・。てめぇ!!」
どうやら火に油。さらに激情を買ったようだ・・・
再び男が俺に駆け寄ろうとしたその時、急にその男の頭上からゴミ箱が落下し
直撃。男はダウンした。
状況が分からず俺と男2人はあたりを見回す。
「今逃げるなら、逃がしてあげるわよ?」
声のするほうに視線を向けると、底には一風変わった女の子が立っていた。
さらしで旨を巻き、ブレザー?学ランを羽織っている。
「何だてめぇ!やんの――」
女の子に向かって殴りかかろうとした男は、今度は車の下敷きになっていた。
「ぐっ!」
残っていた男がうめき声を上げる。
目を向けると、頭に花瓶が落下し直撃したようだ。
「えっと・・・。ありがとう?」俺はとりあえずお礼を伝える
「上からの命令だから。あなたには死んでもらっては困るの」
「上?君はどこのどなたなんでしょうか・・・?」
「ふふ、名前だけ名乗ってあげるわ。 結標 淡希 よ。」
「結標は何で俺達を助けてくれたんだ?」
「さっきも言ったけど、上からの命令で あなた を助けたのよ」
「そ、そ
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