ジャッジメント
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ジャッジメント
「どうしてこうなった・・・」
俺は女子中学生をお姫様抱っこしながら考える。
目の前には屈強そうな男性3名。
ギンギラギンな瞳とナイフをこちらに向けている。
5時間前――
施設で能力の検査を受け2週間が経過し、検査結果が
家に届いた。
結果「今後も要調査」
とのことだ。
分からなかったとはいえ、一つだけ確実な事は自分の
超能力が発現したという事。
正直コレだけで十分だ。
とりあえず現状はレベル0のまま。しかし能力が発現した。
これから上げていくことだって可能だろう。
今日は土曜日。特にやる事はないが未だに気分が良いので
散歩に出ることした。
(これが全ての現況だ・・・)
「さて、今日も外食といくかー」
口から少し気持ちを漏らしつつあるいていると
ヒュー・・・パン!
音と共に周りの人たちが「非難だー!」といいこの場を後に
していく。
この音は『ジャッジメント』という治安維持組織の非難信号だ
何かしらの騒動や事件があった際に一般人を逃がす音。
俺は急いで逃げようとしたその時――
目の前が真っ暗になる。そして頭に重みを感じそのまま仰向けに
倒れた。
「っつー・・・、なんだ?」
未だに目の前は真っ暗。相変わらず頭が重い。
「あら、申し訳ございません。」
頭の上から声が入ってくる。そして重さがひいていく。
頭から重さが消え去り、光が目はいり現状がとてつもない衝撃を
与えてくる。
そう。俺も上には黒のパン――。もとい仁王立ちの女の子がいた。
「な、なな、なにでbhらlrsf!!」
俺は急いで場所を移動し立ち上がる!
「ごめんあそばせ、テレポートの位置にずれがあったみたいですの。」
お嬢様の様な口調で話しを続けるその女の子は、この学園都市の名門中学校
『常盤台中学』の制服をきたポニーテールに縦ロールな子だった。
「非難信号に気が付きませんでしたの?」
「いや、気づいていたけど――」
「なんだお前ら!!」
急に目の前には5人の体格の良い男性が現れた。
「ジャッジメントですの。あなたたちの持っているそのリュックを回収させて
いただきます。」
女の子は右腕の腕章を見せつけながら言い切る。
「女が!調子にのるんじゃねぇ!!」
2人の男性が少女に殴りかかる!
しかし少女はこぶしが当たる寸前に姿を消し、残った3人の男が持つ
リュックのすぐ横に移動していた。
「なんだ!クソッ!」
1人の男が殴りかかるが、女の子はリュックに触れ再びテレポート。
俺を含め男6人が女の子をきょろきょろと捜していると、最初に殴りかかった
男2人に上からドロップキックを決める。
そのまま男2人はダウン。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ