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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
161 “みぞの鏡”
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≠俺、アニー、ハーマイオニーは共有しておいて正解だったかもしれない。

「“賢者の石”の──先生方の防衛は、ダンブルドア先生から見ても、万全なものですか?」

「ほぅ、“賢者の石”の事にまで辿り着いたのか!」

ダンブルドア校長は現時点で<Aニーから“賢者の石”の名前が出てくるのが意外だったのか、大層驚いた様な表情をしている。アニーも「ハグリッドは隠し事が得意じゃありませんから…」──と、苦笑しながら溢す。

「っと──質問の答えがまだじゃったな。……質問の答えはもちろん≠カゃよ。……おっと、そこに一部を除く≠ニ付け加えるの忘れておった」

一部=クィレル≠ニ等式が浮かび上がる。……ハーマイオニーとアニーのしかめられた顔を見る限り、二人もきっと俺と同じ等式を思い浮かべているのだろう。……ハーマイオニーに後詰めをしてもらおうとハーマイオニーに目配せ(アイコンタクト)をしてみればハーマイオニーは鷹揚(おうよう)に頷いた。

「さて──ミスター・ウィーズリーの話では次で最後かの」

「では私から。……ダンブルドア先生、万が(もしも)の場合≠ヘ私達の恣意(しい)で動く事は許可なされますか?」

「それはならぬ>氛氓ニ、本来なら教育者として言わなければならんのじゃが、君達三人ならきっと(うま)く成し通せるし──成し通してしまうじゃろう」

「「「……うっ…」」」

異口同音に呻き声をながらダンブルドア校長から三人同時で顔を逸らしてしまう。ハーマイオニーもこんな時間(しんや)≠ノ、こんなところに来ている以上、反論出来ないようだ。

「さりとて許可する>氛氓ニも教育者としては言えぬ事じゃ。……しかし、儂はな、君達三人が儂が留守の時にうっかり“賢者の石”をクィリナスより先に入手してしまう>氛氓ニ云う可能性も充分に考慮しておる」

「「「はい、校長先生」」」

それは有事(もしも)(とき)≠ヘ好きになさい≠ニ云う、ダンブルドア校長からの言外のお達し(オーダー)。……ダンブルドア校長はえへん≠ニ1つ咳払いをする。

「……ところでのぅ…。……実は儂にも判らぬ事があって、君達三人にちょうど()きたい事があるのじゃよ──ミス・ポッター、ミス・グレンジャー、意外かの?」

おろ?≠ニ意外そうな顔でダンブルドア校長は首を傾げる。

誰にも、自らの与りを知れぬところはあるのでダンブルドア校長が疑問を持つのは良い。……珍しい事には違いないが…。

……しかしハーマイオニーは意外そうな顔で絶句している。……この先生(ダンブルドア)なら私達(いちねんせい)≠フ事など知悉(ちしつ)しているはず≠ニでも思っていたのだろう。

「君達は優秀な──とても優秀な
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