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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
160 “賢者の石”
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になるとダンブルドアが──何も無いはず部屋に、数分だけ居ることが判った。……ここ1週間確認してみたけどよくそこに居るみたいだ」

「ロンが言いたいのはそこに数日、忍び込むと云うこと?」

アニーの確認に首肯する。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


深夜。俺の先導で──退霊符≠ナピーブズ避けをしながらいつもダンブルドアが現れる部屋≠ノ“透明マント”を三人で被って──ひそひそ声で忍び込む。……しかしそこには姿見──大きな鏡があるだけで、人っ子一人見当たらなかった。

……しかし、杖先の灯りに照らされた“忍びの地図”に寄ればダンブルドアはここに居る事になっている。

「……外れみたいね…」

「いや、ちょっと待った。……“人現れよ(ホメムナ・リベリオ)”」

がっくりしているハーマイオニーの肩を叩きながら、人間探知呪文≠使う。……すると背後にダンブルドアの存在を探知する。ハーマイオニーは迂闊!≠ニでも今にも言いそうだ。

「……その手が有ったわね。……迂闊だったわ」

「迂闊なのはワシのほうじゃよミス・グレンジャー──で良かったかな? ……何しろ、一年生に見付かるはずがないと決め付け慢心しておったのじゃからな」

背後に居たダンブルドアは肩を落として落ち込むハーマイオニーを慰める。……グレンジャー?>氛氓ニイントネーション的に疑問符がついているのは、未だに俺達が“透明マント”を被っているからか。

「……取り敢えず別に減点などせぬから、そのマントをお脱ぎなさい」

「はい、先生」

アニーは持っていた“透明マント”をするり、と地面におく、……もちろん、見失ってしまわない様に銀色の面を上にしながら。

……その後はダンブルドアと色々な会話をした後は、寮に帰された。

SIDE END
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