【ハリー・ポッター】編
157 クリスマスの冒険
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ス)≠ナあると云うこと以外は割と無害になった。
(あ、どうせなら)
「……“□□□□”」
ふと思いついた悪戯を、手のひらで遊ばせていた“マールヴォロ・ゴーントの指輪”──もとい、“蘇りの石”に施す。……我ながら小洒落た悪戯で、味方陣営には恐らく悪転しないだろう魔法を“蘇りの石”へと掛ける。
……予期していなかった事ではあるが、間違いなく原作ブレイク≠ナあるのは今更である。
(……ま、それも今更だし──なるようになるか…)
人はそれを思考停止≠ニ云うかもしれないし──実際その通りなのだが、果報は寝て待て≠ニ云う諺もある。……俺はその諺に則り、ベッドに掛けていた“サイレント”を解き、迫り来ていた睡魔に身を委ねた。
……時の飯≠烽サうだが、時の睡眠≠熾K要なのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE アニー・リリー・ポッター
帰省するハーマイオニーをロンと一緒に見送ったクリスマス休暇。クリスマス・イヴを明日──今日のクリスマスに胸を躍らせながらベッドに入り──目を覚ます。……まず目に入ってきたのはベッドの近くにはまるで山みたいにプレゼントが積まれていた。
いくつか目ぼしい物を検分していく。目ぼしいものはハグリッドからの木彫りの横笛=A[君のお父さんが亡くなる前に、これを私に預けた。君に返す時が来たようだ。上手に使いなさい]と簡素にメッセージが添えられた宛先不明の銀色のモノ=B
「この笛はハグリッドから…」
その木彫りの笛は取り敢えず枕元に置いておき、次にさらさら、霞みたいに掴み甲斐の無い──どうにも名状しがたい銀色のモノ≠持ってみる。
「……[君のお父さんが亡くなる前に、これを私に預けた。君に返す時が来たようだ。上手に使いなさい]──誰だろう?」
更にプレゼントの山を検分してみる。……すると、1枚の写真を見つけた。今度は両親の写真ではなく、ボクに似た女の子と写真の父とは似てもにつかない黒髪の男の子≠ェ写った写真だ。
……その女の子が誰の事だかは、何と無く判った。
「お母さん…」
暖かい気持ちになりながら写真を詳しく調べてみと、写真の裏にはこんなメッセージが添えられていた。
「[君のお母さんと小さい時に撮った写真だ]──これも誰だろう?」
父とは思えない知らない男の子と幼き日の母と思しき少女の写真∞銀色の名状しがたいモノ=B……添えられているメッセージにしろ疑問は尽きないが、魔法界についてはボクより精通しているロンにこの銀色のモノ≠ノついて訊いてみる事にした。
………。
……。
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