機動戦艦ナデシコ
1383話
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ないアクセルがナデシコに遊びに来てもおかしくはないか』
「そうなる。……それともう1つ聞きたいんだが、ミスマルやヨシサダはどうなったか分かるか?」
その2人は連合軍の中でも穏健派で、シャドウミラーとも関係が深い。
……典型的なタカ派と言えるシャドウミラーと穏健派が仲がいいというのは、色々と矛盾してるというか、面白いものがあるけどな。
ともあれ、グリューノですら反乱軍に攻撃されたというのを考えれば、シャドウミラーと仲がよく、それでいて穏健派のミスマルとヨシサダも危険だろう。
唯一の救いとしては、恐らく反乱軍の第一目標は連合軍の総司令だったグリューノだっただろうという事か。
であれば、グリューノよりも攻撃は厳しくなかった筈。
『残念ながら……』
だが、アカツキは首を横に振る。
『僕も自分が逃げ延びるのが精一杯だったからね。それでも多くの人が僕を守る為にその身を盾にしてくれたんだ。他の人に気を配る余裕は……』
「そうか」
ここまで何も知られずに反乱を起こしたという事は、必勝を期していたのだろう。
である以上、向こうにとっても確実にアカツキをここで仕留めるなり捕らえるなりしたかった筈であり……そう考えると、ここで逃げのびたというのが寧ろ賞賛されるべきなのだろう。
それこそ、アカツキがネルガルの社員に好かれているからこそ逃げ延びる事が出来た……といったところか。
「分かった。取りあえずそっちはナデシコで反乱軍に見つからないようにしていてくれ。こっちもすぐに対応を協議してから、ナデシコに向かう」
『頼むよ』
最後に短く言葉を交わすと、通信が切れる。
……最後の言葉、アカツキにしては随分と力のない言葉だった。
恐らく今回の件はかなり響いているのだろう。
こっちも出来るだけ早く行動方針を決める必要があるな。
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