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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1383話
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うやってここまで手を回したのかは分からないが、クリムゾングループ、ネルガル、連合軍という地球でも勢力の大きな企業や軍隊に手を回したのだから。
 寧ろ、これだけの事を行った奴を褒めてやりたいという思いすらある。
 勿論このままで済ませるつもりはないんだが。
 今回の件を企んだのが、どこを着地点にしているのかというのは分からない。だが、シャドウミラーとしてはそれを許す訳にも当然いかない。

「今ナデシコにいるって話だったな? ニヴルヘイムと合流出来るか?」
『どうだろうね。僕を追い払った連中は当然僕と君達の関係について知っている。現状で彼等が勝つ為には、絶対にシャドウミラーを今回の件に関わらせない事が必要になる。その為、何らかの手を打ってくるのは間違いないと思うよ。それこそ、ナデシコがニヴルヘイムに接触しようとするのを絶対に阻止する為、とか』

 なるほど。今回の件を起こした奴等としては、絶対に俺達を接触させたくはない。それを避ける為にはアカツキと……いや、ナデシコと俺達を接触させないのが最善か。
 ……まぁ、実際にはこうしてゲートシステムを使った通信機を持っているアカツキから連絡があった訳だから、完全に予想外だったのだろうが。
 だが……そうだな。俺達がこの内乱に参加する為の大義名分ってのは出来れば必要だ。
 だとすれば、転移能力を持つ俺の機体で接触する方が早いか。

「分かった、ナデシコの座標を送ってくれ。今から俺がそっちに転移して迎えに行く。そうすればナデシコ諸共転移でニヴルヘイムに入れば大丈夫だろ」
『一応それも内政干渉に当たると思うんだけどね』
「いや、俺はまだ地球でそんな大規模な内乱が起こっているなんて事は知らない。ナデシコに縁のある俺が久しぶりに遊びに行くだけだ。それに、ここ暫くはシャドウミラーの件で忙しくて、ミナトやエリナとも通信で話しているだけだったしな」

 それは間違いのない事実だ。
 地球と木連の間に会談を行ったりとかしていた為に色々と忙しく、ミナトやエリナとは通信で話す程度しか出来ていなかった。
 ……まぁ、それも結局無駄になってしまったが。
 なんだって草壁もこんな愚かな行動に走ったんだ?
 シャドウミラーと敵対した時点でどうしようもないというのは、分かっていた筈だ。
 だからこそ草壁もこっちとは戦わないようにしようとしている……そう思ってたんだがな。
 うん? 待て。もしかしてさっき襲ってきたバッタってのは、俺の目を火星に引き寄せる為だけのものか? それと俺にうっかり漏らしたように見えた火星に何かまだあるという言葉も……それを狙ってのもの?
 だとすれば、相当に用心深いというか、色々と細かい事に手を打ってるな。

『ははっ、そうだったね。確かに彼女達はアクセルと関係が深い。何も知ら
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