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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1383話
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合軍は弱兵の集まりだった。
 バジュラとの戦いで技量が磨かれたと言っても、それはあくまでもVFに乗ってのものだしな。
 それにレオンは実戦に出ていた訳でもない。
 ともあれ純粋なレオンの実力は、一般人よりも強いがシャドウミラーの中では明らかに下位に位置する。
 それだけにレオンと一緒にマクロス世界からやって来た部下や、量産型Wというのは必要不可欠なのだろう。

「言うまでもないが、無理をするなよ」
『ええ、勿論。シャドウミラーの仕事はやり甲斐がありますしね。それに不老なんて人類の夢を達成したのですから、こんなところで死ぬ訳にはいきません』

 笑みを浮かべてそう告げると、通信が切れる。
 ……ちなみに、無理をするなというのは別にレオンを気遣っている訳ではない。
 純粋に心からの思いを口にした形だ。
 そもそもレオンは現在政治班のNo.2という立場にいる男だ。
 そしてシャドウミラーでは、ただでさえ政治や交渉が出来る人物というのは少ない。
 元々が軍事組織から発展した国なんだし、その辺は無理もないだろうが。
 ともあれ、シャドウミラーにおいてレオンの存在は何気に貴重な。いや、稀少と言っても正しかったりするのか?
 そんな訳で、レオンには怪我はともかく死んでしまったら非常に困るというのが正直なところだったりする。

「……さて。レオンの方はともかく、通信を送ってきたのは誰だ?」

 やっぱり地球での騒動が関係しているのか?
 そんな疑問と共に通信を入れると……

『あ、やっと映ったね。や、元気かいアクセル』

 どこか軽い調子でそう言ってきたのは、つい先程までレオンとの会話で話題になっていたアカツキだった。

「……アカツキ? お前、シャドウミラーと敵対する選択をしたってのに、よく連絡をしてきたな」
『いやいや、いやいや。待った待った。僕は別にアクセルと敵対しようなんて思ってないよ。だから落ち着いてくれ』
「へぇ? こっちに入っている情報だと、ネルガルがクリムゾングループや連合軍の一部と手を組んで木連についた……ってあるんだが?」
『情報が早いね。けど、正確じゃない。その情報の正確なところは、ネルガルの社長派が実力行使でクーデターを起こして、ネルガルを力ずくで支配下に置いた後で……というのが正しいよ』
「社長派?」

 その言葉に、俺の脳裏を以前ネルガルで遭遇したサワガサキ・シュンとかいう男の顔をが過ぎる。
 会長のアカツキと敵対しており、社長派という派閥を率いている人物。
 女にキャーキャー言われるアカツキとは違い、太っている中年……初老か? ともあれ、そんな風に一癖も二癖もある人物。
 聞いた話によると、前会長……アカツキの父親の部下であり、色々と後ろ暗いところがあるとか何とか。
 そ
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