意外な事実と偽りの世界1
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再びゲストルームでは・・・
さくらによって気絶していた前鬼が目覚めていた。
「たくっ久しぶりに会ったのに、ひでえなあさくら」
「ごめんね前鬼、もう二度と貴方に会えないと思ったから、つい嬉しくて」
さくらは、前鬼に謝った。
「さくら大変だったな、直哉の事は聞いたぜ」
「・・・前鬼」
「しかしよ、直哉が石化した事と、千明達がさくら達の世界のことを忘れた事と、何か関係があるのか?」
「え、前鬼その話は、本当なの?千明達が、私達の事を覚えてないて」
「ああ、それが突然忘れたようだった。俺様とゴキは覚えているが、どうやら人間はさくらと直哉に関わった記憶に強制的に蓋をされているみたいだな」
「それじゃあこちらで言う大神さん達と、同じ状態という事?」
「多分な、でもどうやら、こっちの世界の仲間は、さくらの頑張りで、蓋をされている事に、気が付き始めてるみたいだがな」
「だが、それだけでは、直哉を救う事は無理だろう」
「そ、そんなーー」
「さくら思い出せここは、どういう世界だここは本当にお前達の世界なのか?」
「「「「「「どういう事」」」」」」」
前鬼の言葉に全員が驚く。
「さくら俺様はお前達の世界で、暮らしていた時のあの匂いがこの世界から一切しないんだよ」
「何やてーー前鬼君それは本当かいな?」
「ああ間違いねえ、この世界は何者かによって、作られた世界だろう」
意外な真実を知った、さくら達だった。
「そして俺の感だが、直哉はこの世界には元々いない可能性がある」
「それはどういう事や前鬼君?」
はやてが、前鬼に質問をする。
「さくらお前なら覚えてるだろ俺達4人が、過去の式神町に行って直哉と千明が捕まった時の事を」
「そう言えば、あの時も直哉君は、特別な空間に閉じ込められていたわね」
「そんな事が、あったんかいな?」
「なら、部隊長我々は直哉君が異空間に閉じ込められている空間を探しませんか?」
「せやな、うちらはそっちの方が、専門やからな、ティアナ捜索任せてええか?」
「はい、了解です」
「さくらはんは、暫く帝国華撃団の任務に集中してください」
「え、でも・・・」
「さくらさんの気持ちもわかりますが、これ以上この世界で、本来の動き以上の動きをすると、敵に気づかれる可能性がありますから」
「・・・わかりました」
そしてさくらは、ゲストルームを出て行った。
さくらがゲストルームを出て行った直後・・・
上野公園では、帝国華撃団と、黒乃巣会幹部葵叉丹との戦いに勝利していた。
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