第92話
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「………課長はなんと?」
「とりあえずタングラム門に連絡をしてくれるみたいだ。ソーニャ副司令に協力を要請してみるらしい。」
「そう………ちょっと助かるわね。」
「ああ、副司令だったら必ず力になってくれんだろ。」
「とりあえずわたしたちはこのまま病院ですか………?」
「ああ、ここから病院までもうそんなに離れていない。ひょとしたら乗客が歩いて病院に向かった可能性もある。」
「ま、見舞いの品を置いている時点でタダ事じゃなさそうだが……」
「とにかく急ぎましょう。すぐに日が落ちてしまうわ。」
「ああ………!」
その後ロイド達はウルスラ病院に向かった。
「あれは………!」
「チッ。やはり”何か”あったか………」
ロイド達がバスから離れてウルスラ病院に向かって20分後、停車しているバスを見た金髪の女性は驚き、銀髪の男性は舌打ちをした後真剣な表情で呟き
「皆様はここでお待ちを。私が調べてきますので。」
黒を基調とした服を着た金髪の女性は腰に付けている鞘から連接剣を抜いて、警戒しながらバスの中に入り、少しの間するとバスから出てきた。
「………どうでしたか、エクリア様。」
「……争った形跡もないですし、何よりも見舞いの品や花が座席に置かれていました。……どうやら只事ではない事が起こっているようです。」
夕焼け色の髪の女性に尋ねられた金髪の女性は真剣な表情で答え
「………病院へ急ぐぞ。」
「はい!」
女性の言葉を聞いて言った男性の言葉に蒼髪の女性は力強く頷いた。
その後男性達もロイド達を追うかのようにウルスラ病院に向かった……………
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