外伝〜仔猫(キティ)と相棒(パテル=マテル)〜
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なかなかお前さんの”相棒”のようにはいかんさ。」
「ふふっ……でも、レンがここにいるのは博士も気づいているんでしょう?レンはともかく彼について何も言ってこないのかしら?」
「今のところはダンマリだな。どうやら新しい機体とお前さん達に奪われた”箱舟”の代わりの開発に熱中しておるようだが………―――まあ、課題だった姿勢制御と関節部分の構造強化も完了した。あやつに余計な口を挟ませるスキは見せんさ。」
「うふふ、ありがとう。”あの子”の修理を引き受けた事も含めて、感謝しているわ。」
「フン………突然この屋敷に乱入した後、魔弓将と共に次々とわしの自信作を全て破壊し、さらに罠も突破した挙句、わしの所に辿り着いてわしを脅した娘がよく言う。」
口元に笑みを浮かべて言ったレンの言葉を聞いたヨルグは鼻を鳴らした後、レンを見つめた。
「あら。その割には”結社”に助けを呼ばないで、さらに”あの子”にも余計な細工はしていないじゃない。」
「………わしはお前さんの”相棒”の望みに応えてやっただけじゃ。心から求めていた”主”の役にもっと立ちたいという望みをな……それにお前さんにも感謝しておるよ。ヤツに色々いじくられていた”あの子”をヤツから取り上げて大切に扱っている事をな。」
「どういたしまして♪うふふ……おじいさんさえよかったら、メンフィル帝国の技術士として迎え入れてあげてもいいいのよ?既に元執行者のNo.2”剣帝”レオン=ハルトという例が既にいるのだから、おじいさんの技術士としての実力を知ればきっと受け入れてくれるわ♪」
ヨルグの話を聞いたレンは上品に笑った後、興味深そうな表情でヨルグを見つめて尋ね
「フッ………わしは気ままに人形作りをしたい上、”盟主”にも恩があるからな………断らせてもらおう。」
「あら、残念♪せっかく腕のいい人材を引き抜いてパパ達から褒められようと思っていたのに。」
「やれやれ………それよりも―――今日は忙しくなるのだろう?少々早めだが、午後のティータイムとしよう。」
「うふふ、そうね。」
ヨルグの提案にレンは上品に笑いながら頷いた後ヨルグと共にある方向を見つめ
「”パテル=マテル”―――レンやエヴリーヌお姉様達と一緒にお茶しましょう。今日は長い一日になるわ。たぶん、この自治州が始まっていちばん長い一日にね。」
見つめた方向にいる巨大人形―――自分がリベールの異変にて戦いの最中、”結社”から強奪したゴルディアス級戦略人形―――”パテル=マテル”に不敵な笑みを浮かべて提案し
「―――――――――」
レンの提案に答えるかのように”パテル=マテル”は両目の部分を光らせた……………
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