code7 旧友
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で頭にペストマスクと大きなハットを被った黒衣の医者である。
「…大丞…」
座り込んでいた黒髪の男が名前を呼ぶと大丞と呼ばれた男は手術台の神玉の死体を見たまま振り向きもせずに
「やめてください」
と静止の声をあげる。
やがて雄大に向きかえり、
「私は世捨て人だ。…名前を名乗る権利などない」
「Dr.D、とでもお呼びください」
「…そうかい」
Dはかなりの長さを持ったメスを持って雄大の目の前でしゃがむ。
「腕は固定してきたようですね、かなり荒いですが」
「…ん、あぁ。…赤流の事、話した方がいいか?」
Dは顎に手を当てて唸り応えた。
「…ん〜そうですね、興味が無いわけではありませんね、では、気を楽に」
雄大は横たわり、しゃがんだDのメスがキラリと光る。
「では、手術でもしながらゆっくり話を聞きましょうか」
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