第3話
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遊矢 LP1200 手札3枚
P1[クリフォート・アセンブラ][クリフォート・ツール]P9
アポクリフォート・キラー ATK3000
セットカード2枚
「もう少しなのに。ドロー」
鮎が手札とにらめっこをしながら考え込む。考え込んで、お手上げのポーズをしてからサレンダーする。
「【アロワナ】があればなんとかできたんだけどなぁ」
「【アポクリフォート・キラー】の一番の弱点は攻撃力を超えられることだからな。【アロワナ】と【水照明】のコンボだけは絶対に防ぐよ。セットカードは【サイクロン】と【奈落の落とし穴】さ。それよりも自分で【湿地草原】にたどり着けたんだな」
「うん。一杯勉強して、カードショップを歩いて探したんだよ」
「ちゃんと勉強してたんだな。偉いぞ。そんな鮎にご褒美だ。鮎のデッキに合いそうなカードだ」
ポケットからカードを3枚取り出して手渡す。
「【ペンギン・ソルジャー】【進化する人類】【帝王の烈旋】?」
「使い方はまた勉強だな。分からなかったら訊きに来ればいいからな」
「うん、ありがとう。遊矢兄ちゃん」
「よし。それじゃあ、今度はペンデュラ召喚をやってみたいのはいるか?『クリフォート』を貸してやるよ」
「「「はいはいは〜い」」」
「じゃあ達也。相手は」
「私がお相手しましょう」
「柚子姉ちゃん?」
「顔はそっくりだけど別人よ。私は黒崎瑠璃。あっちにいるのが私のお兄ちゃん」
「オレが旅先で会って仲良くなったんだ。デュエリストとしても強いよ」
「少なくとも柚子よりは強いわよ。昨日も圧勝したし」
「柚子お姉ちゃんを!?」
「色々と焦っていたみたいでね。あれなら鮎ちゃんの方が強いんじゃないかしら?」
「柚子が焦ってる?」
やっぱりアカデミアとの戦いに連れて行かないって言ったことに、特に弱いからって言ったのがまずかったか?
「遊矢兄ちゃん、多分遊矢兄ちゃんが考えてるの見当はずれとまではいかないけど、微妙にずれてると思うよ?」
「ずれてる?」
「瑠璃お姉ちゃん、遊矢兄ちゃんこんなのだけどそれでもいいの?」
「それだからこそいいんですよ。実力で奪い取ってこそです。もう少し大人になれば鮎ちゃんにもわかりますよ」
オレ以外のみんなが理解しているみたいだ。一体なんだって言うんだ?
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