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遊戯王ARC-V 千変万化
第3話
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、これがガエルドライバーの力だ!!」

「「ぐわああああ!?」」

ナンパJ LP900→0
ナンパK LP4000→0

新しく購入した服に着替えた瑠璃を狙ってナンパを仕掛けてくる相手を怖いお兄ちゃんと一緒に潰し終えること早3組目。隼は大真面目に潰しにかかっているけど、オレは面倒になってガエルドライバーで爆殺した。

「鉄の意志も、鋼の強さも持たない貴様らに瑠璃は渡さん!!」

「まあ、そういうわけだから、隼が大人しいうちに引き上げたほうがいいよ。リアルファイトでも強いから」

それを聞いて慌てて逃げ出す二人組みを見送りながらデッキを戻す。

「モテモテだな、瑠璃」

「有象無象に好まれてもあまり嬉しくないわ。それに軽い男は嫌いよ」

瑠璃のきつい物言いに苦笑が漏れる。それにしても、柚子と同じ顔なのにここまで差が出るか。まあ、瑠璃の方が雰囲気が大人っぽいからな。その差だろう。

「はぁ、ゆっくりと街を見ることもできないなんて」

「なら、遊勝塾に来る?もう講義は終わってるだろうから人は捌けてるはずだし、遊ぶにはアクションフィールドが一番だ」

アクションフィールドはオレの庭だからな。二人を連れて遊勝塾に向かうと、そこにはいつもとは違い多くの塾生が残っていた。

「あれ?とりあえず裏口に案内するよ」

二人を連れて裏口から入ると電話が延々と鳴り続けていた。そして、塾長が俺に気付いて駆け寄ってくる。

「遊矢ーー!!よくぞ帰ってきてくれた!!朝からずっとこんな感じで、みんなペンデュラムのことを聞きたがっていて詰め寄せてるんだ!!」

「なるほどね。じゃあ、そっちの方の報告と告知をしないとね。LDSの方に話をつけてきて、向こうにペンデュラムの開発・生産は任せちゃったから。それからこっちの主催で場所だけ借りて週1でペンデュラムの講義をやることになったんだ」

「そうか。負担は大丈夫か?昨日のデュエルを見た限りじゃあ、悩みは吹っ切れたのはわかるが、今度は肉体的に辛くなると意味がないからな」

「大丈夫だよ。肉体的にはあんまり変わらないからね。それより、紹介しておくよ。旅先で世話になった黒崎隼と瑠璃」

「柚子?」

「似ているけど別人だよ」

「初めまして、黒崎瑠璃よ。こっちは私のお兄ちゃんの」

「黒崎隼だ。オレ達こそ遊矢に世話になった。今回も遊矢に手を貸してもらっている」

「本当に柚子じゃないみたいだな。ああ、オレは柊修造だ。この遊勝塾の塾長をやらせてもらってる。本来は遊勝さんが塾長だったんだけどな。遊矢もまだ若いから名だけの塾長だけどな。アドバンス召喚しか教えられないし」

「こんな風に言ってるけど騙されないでね。塾長の本気のデッキ、帝バーン1kill風味だから
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