第3話
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な?」
「柊柚子とシンクロ次元の者がチューナーだというのは分かる、レベル3の理由も黒崎瑠璃が素材2体分になれるというのもだ。だが、なぜ融合次元のが融合素材の代わりになれる融合モンスターなのだ?」
「いや、ユーリとデュエルしている時にちょっとだけ話題に上がって、ポンコツ臭がしてきて」
オレの言葉に赤羽零児の顔が引きつる。
「もしかして知っているのか?」
「いや、ああ、知り合いといえば知り合いか。一度だけ融合次元に、父の説得のために向かったことがある。その時に、少しだけ会ったことがある。名はセレナだ。彼女の性格が変わっていないのなら、確かにポンコツだろう。だが、デュエルの腕は確かだ」
「ポンコツな柚子や瑠璃か。あまり想像がつかないや」
「話がずれたな。つまり父は融合を行おうとしているのだな」
「たぶんね。それで、最初の仮定、柚子たちが世界にとって何か重要なもので、オレたちと各ドラゴンが守護者で、プロフェッサーは柚子たちを狙っている。プロフェッサーの融合の先にあるのはおそらくプロフェッサーの望む新たなスタンダード次元だろうな」
「新たなスタンダード次元?」
「この次元、スタンダードって呼ばれてるけどおかしいとは思わなかったか?」
「ペンデュラムが公表されたのはつい昨日の話だ。別段おかしいことではない」
「そうか?各次元の名前はその次元において最も主流な召喚方法を冠している。それならこの世界の最も主流な召喚方法は?」
「……通常召喚、あるいはアドバンス召喚か」
「そうだな。だが、この次元は全ての召喚方法が揃う特別な次元だ。そのことからアドバンス次元なんて呼ばれ方はしていない。だけど、スタンダードって名前がつく必要があるのか?」
「……なるほど。確かにそうだ」
「つまり、スタンダードってのはそのままの意味で受け取る必要があるんだ。つまり、デュエルモンスターズの基準はこの世界。融合だけでもシンクロだけでもエクシーズだけでもない。それらが全て揃っているのが本来のデュエルモンスターズなんだ。そのスタンダードに新たな召喚方法が生まれても、それはいずれスタンダードになる。それがこのスタンダード次元なんだろう」
「つまり父が目指す新たなスタンダードとは」
「2種類だ。融合のみの新たなスタンダードか、それとも全ての次元をスタンダードに引きずり込むか。どちらにせよ、混乱するだろうな。それこそ神とも言えるような力で強引に全てを捻じ曲げない限り」
「ならばやはり止めなくてはならない。協力してもらえるだろうか?」
「う〜ん、とりあえず条件が一つ。プロフェッサーの野望を止めた後だけど、可能ならでいいけど努力して欲しいことが一つあるんだ」
「何だ?」
「各次元をつ
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