第63話
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年前に亡くなったと言う話は一体………」
「リースさんの話によると任務中の事故で死亡したとの事だけど……もしかして偽名を名乗っているのはその任務中に起こった事故の関係ですか?」
ランディの疑問に答えたルフィナの話を聞いたティオは真剣な表情でルフィナを見つめ、ティオの疑問に答えたエリィは不安そうな表情で訊ねた。
「フフ、それに関しては申し訳ないけど黙秘させてもらうわ。色々と複雑な事情があるし。」
「……その、どうしてルフィナさんはこちらに?」
「フフッ、それは私が説明をさせてもらうわ。」
ロイドの疑問を聞いたセシルは微笑みながら答えた。
「セシル姉。もしかしてあ……いや、フレンさんと関係しているのか?」
セシルの答えを聞いたロイドはセシルにある事を訊ねようとしたが銀が自分達と共にいる事に気づくとすぐに言い直して訊ねた。
「あら、ようやくロイドもレンちゃんから”あの人”の事を聞いたのかしら?」
「……ああ。最初に聞いた時は本当に驚いたよ……セシル姉も酷いよ……ずっと黙っていたなんて……」
「フフ、ごめんね。それで話を戻すけど、ルフィナさんとは3年前から”あの人”の手紙を月に一度届けてくれるようになった事が切っ掛けで友人同士になってね。ギルドからの情報や新聞でクロスベルの今の状況を知って、クロスベルの遊撃士協会を手伝うついでに私の無事を確認する為にこうしてわざわざ顔を見せにくれたの。」
「まあ、正確に言えばどこかの誰かさんが絶対に近日中に”動き”があるから、それを未然に防ごうとする人達を手伝ってくれって頼まれたから、急いで休暇を取ってこちらを訪れたのよ。その”どこかの誰かさん”の勘も実際当たって、それに助けられた事は何度もあるし。」
疲れた表情で溜息を吐いたロイドに苦笑しながら答えたセシルはルフィナが一緒にいる理由を説明し、セシルの説明を補足したルフィナは苦笑していた。
「その”どこかの誰かさん”ってもしかして……」
「……間違いないでしょうね。」
「ハハ、まさにドンピシャな状況だからスゲェな。」
「うふふ、ルフィナお姉さんがこのタイミングでクロスベルに現れるのはさすがのレンも予想できなかったわ♪」
ルフィナの口から出た人物がガイ・バニングスである事を察したエリィは目を丸くし、ティオは静かな表情で呟き、苦笑しているランディの言葉に頷いたレンは笑顔を浮かべてルフィナを見つめた。
「さすがに一人でこの病院内にいるマフィア達を制圧して病院を解放するのは厳しくて機を窺っていたのだけど……貴方達が来てくれて助かったわ。今から私も病院の探索並びに解放を手伝わさせてもらってもいいかしら?」
「ええ、よろこんで。」
「フフ、よろ
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