第63話
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たのよ………」
「ええっ!?」
「と言う事はレンさんと銀さんは面識があったのですか………」
「つーか、”西風の旅団”の連中に加えて”銀”まで一個人の護衛にするとか戦力過剰過ぎんだろ……」
「クク、実際私達が剣を交えた連中の練度を考えると”戦力過剰”という言葉も頷ける話だ。」
疲れた表情で答えたアーシアの話を聞いたエリィは驚き、ティオとランディは呆れた表情でレンを見つめ、ランディの言葉に銀は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「うふふ、”念には念を”という諺があるでしょう?」
「ハア………―――改めて自己紹介をするわね。”アーシア・アーク”は仮の名前で私の”本当の名前”はルフィナ。ルフィナ・アルジェントよ。」
悪びれもなく答えたレンの様子に呆れた表情で溜息を吐いたアーシア―――ルフィナは気を取り直して自己紹介をした。
「”アルジェント”………―――!まさか……貴女はリースさんのお姉さんなんですか!?」
「へ……………」
「あら、あの娘を知っているの?」
信じられない表情でルフィナを見つめるエリィの口から出た意外な人物の名前にロイドは呆け、ルフィナは目を丸くしてエリィを見つめた。
「は、はい……アルテリアに留学していた頃に知り合って、その時から懇意にしてもらっています。」
「そうだったのか………まさかエリィがリースさんと知り合いだったなんて……ハハ、凄い偶然だな。」
エリィの話を聞いたロイドは目を丸くした後苦笑した。
「え………どうしてロイドがリースさんの事を……」
「うふふ、リースお姉さんは以前話した”影の国”で知り合った人だからロイドお兄さんやレン達も知っているのよ♪」
「そ、そうだったの………」
ロイドがある人物を知っている理由をレンが説明するとエリィは目を丸くした。
「よくわからんがロイド達はそのお姉さんと知り合いのようだが、何でそのお姉さんは本名を隠さなくちゃならないんだ?」
「――――フッ、まさかかの”千の腕”がお前だったとはな。」
そしてランディが不思議そうな表情で自身の疑問を口にしたその時銀は静かな笑みを浮かべてルフィナを見つめた。
「”千の腕”………?」
「”千の腕”――――教会の中でもトップクラスに入る使い手だ。5年前に事故で死亡したと聞いていたが………生きていたとはな。」
ティオの疑問に銀は静かな表情で答え
「”教会の使い手”の”教会”ってのはまさか七耀教会か?」
「……ええ。詳しい事は言えないけど七耀教会には”裏”に属する組織があるの。そしてその組織は任務上荒事もあるから、それなりの使い手が所属しているのよ。」
「七耀教会にそんな組織が………その、5
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